軽キャンピングカーインディ108で、大人2人+小型犬で車中泊をしています。実際に経験してみると色々と感じるものがあるのです。
インディ108のポップアップルーフベッド
道の駅の駐車場は、基本的に車中泊をするための場所ではないので、ポップアップを立ち上げるのに少々気を使います。
まず、明るい日中は使いません。他の車が出入りする時間帯は長居すると迷惑になるからです。道の駅がクローズして、周囲の車の台数や時間帯や状況を見ながら使っています。
ポップアップルーフには2人就寝できる
ポップアップルーフを使うことにより、車内空間が大きく広がって、大人4人が就寝できる状態になります。これがとっても有難いのです。
どうやって立ち上げるのか気になるところでしょうか。これが拍子抜けするくらい簡単なのです。
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ポップアップルーフのベット展開はとても簡単
上画像はダイネット(リアシート側)の様子です。四角い窓はリアガラス。
画像の上の方にバンドと取っ手が見えるでしょう?バンドは金具で引っ掛けてあるだけ。片手で外せます。走行中、このバンドは必ず上画像のようにロックしておきます。
バンドを外したら、取っ手を持ってギューッと上に持ち上げるだけ。
▲バンドのロックを外して
▲取っ手を持って
▲上にぎゅーっと持ち上げる
簡単。布とボディは隙間なく繋がっています。
この布部分はテント生地と同じもの。上画像にチラッと見える曲線部分は、メッシュ窓です。ファスナーで開閉可能。閉めれば雨が吹き込む事はありません。
そして、ポップアップを上まであげてしまえば、自力で引っ張らない限り閉じてしまう事はありません。強風の中でも勝手に閉じることはありませんでした。
ぎゅーっと上げるだけで、あっという間に広い空間の出来上がりです。
ダブルベットサイズのスペースが出来上がる
取っ手を持ち上げると、こんなスペースが出来上がり。2100×1170mmあります。ダブルベットサイズですよ。
両サイドメッシュ窓から明るい陽射しが射し込んでいるのが分かりますか?これが気持ちが良いのです!ダイネット側の網戸よりも細かい編み目になっています。
ここに座ってみると・・・
こんな風に、リアガラスにつま先が当たるような感じ。ポップアップルーフの床に手をつきながら、この隙間から上がったり降りたりします。
足を投げ出したこの隙間は常に空いています。リアガラスを網戸にしておくと、涼しい風が入ってきますよ。この隙間は換気のためかもしれません。
上画像は、ポップアップルーフに寝そべって下をのぞいた様子。
ちなみに、黒いのはクリップ型扇風機です。こんなところにもクリップして好きな角度で風を送れる。これが良い仕事してくれるんですよ~!大活躍!購入して良かったと思う車中泊グッズのひとつです。
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ポップアップルーフ車中泊使用感
それでは使用感を書き出してみます。
ポップアップルーフ車中泊使用感
- 大人2人でも足元に余裕あり(2100×1170mm)
- サイドスクリーンで通気性や陽射しを調整可能
- サイドスクリーンからの眺めが素晴らしい
- 春、秋の爽やかな季節に最高
- 雨風の強い時は使いにくい
- 後部座席(ダイネット側)より風通しが悪い
- 床が硬いのでエアーマット必須
- ポップアップルーフ内で座ると頭が当たる(身長157㎝)
- ポップアップルーフ内で寝がえりをうつと車が揺れる
- 夜中に外へ行くにはダイネットで寝ている人を起こす必要がある
先ほども少し触れましたが・・・
インディのポップアップルーフは、車のボディにテント生地が繋がっています。天井の低いテント泊をしていると思うとイメージがつかみやすいかと思います。
この中で、個人的に特に注目すべきだなと感じたことは、雨風の強い日と寝床の硬さ。この2つは、ポップアップを楽しく使うために外せないかなと。
雨の強い日は使えないの?
購入したものの、これ気になっていました。
メッシュ窓を閉めてしまえば雨が染みて来ることはありません。でも、風通しが悪く暗くなってしまうのです。(天井灯はあるけれど眩しすぎて寝る時には使えない)そのため、土砂降りの日にあえて使おうって気になりませんが、使えなくはないです。
車中泊していて、明け方になって雨が降ってしまった!という事もあったので、ポップアップルーフが濡れたまま収納する事もあります。その場合は後で乾かせばOK。
でも、広げられる場所は限られているのでちょっと手間です。我が家の場合はダイネット側(リアシート側)で夫婦2人+愛犬で寝れるので、気分と天気で相談しつつ使っています。
追記:土砂降りの中で使ったら、メッシュ窓のジッパーから雨が染み出てしまいました。簡単に補修して解決です。
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強い風が吹くとバタバタ音がして車が揺れる
我が家の場合、風が強く吹いても気にせず使っていますが、ここは気になる方いらっしゃるかもしれない。風が強いほどポップアップルーフの布がバタバタと音をたて、車全体が揺れます。
そうなると、ダイネット側(リアシート側)で寝ている人にも影響が出ます。なので、雨のときよりも、風が強い日の方が車中泊している人全員に関わると思いますよ。
次に注目すべきことは寝床の硬さ。
インディのポップアップルーフは、硬いボードに布を貼ったような感じなのです。
そのため、上画像のように、しっかりとエアーマットやエアー枕などを用意することで快適さが違ってきます。ポップアップルーフを使う時には欠かせないアイテム。これは強くオススメします!
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熟睡したい場合はダイネットがおすすめ
というわけで・・・じっくりと就寝するならば、後部座席のダイネット側がおすすめです。ダイネットならではの嬉しい特徴を少しご紹介。
ダイネット側で車中泊するときに嬉しい点
- フラットの柔らかいマット
- 手を伸ばせばシンクや電源がある
- モノを置くスペースがある
- 夜にトイレや自販機を利用する時、人を起こさないで済む
- LED照明は柔らかい灯りを選べる(ポップアップルーフは眩しい灯りだけ)
- 網戸に出来る場所が3か所ある
ダイネット側の方がお部屋のように過ごせますよ。
▼ダイネット側。ベット展開の様子
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ポップアップルーフはシーンを選んで使う
ごちゃごちゃ書きましたが・・・
要するにポップアップルーフはプチテント泊といったイメージです。外気温度をそのまま感じるので、慣れない人には厳しいかもしれません。お部屋で寝るのとはちょっと違う。
テント泊が好き!ワイルドに寝たい!ハイジのように景色を楽しみたい!・・・という場合はポップアップルーフは何の抵抗もなく使えるかと思います。
ポップアップルーフは自然の風を感じながら、明るい日中に使うと最高。そして、早朝に目覚めた時、サイドスクリーンから眺めた朝の景色は感動するものがありますよ。
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