先日「アイリスオーヤマのポータブルクーラー(IPC-221N)」を車内に入れ、ポップアップルーフを立ち上げて使ってみました。車中泊と同じ状況にするためです。
ポップアップルーフの壁はテントと似た素材です。涼しくなるでしょうか。冷たい空気はちゃんと上にも流れるのでしょうか。
配置を試しながら、温度チェックしてみました。
アイリスオーヤマのポータブルクーラー(IPC-221N)を軽キャンのポップアップルーフでも快適に使いたい
今回は「アイリスオーヤマのポータブルクーラー(IPC-221N)」を軽キャン内、ポップアップルーフを立ち上げ、温度はどうなるのか?という記事です。
お部屋で使う時も参考になる内容になっていますので、良かったらお付き合いください。
先日、ポップアップルーフを立ち上げずに使ってみたところ、お部屋で使うクーラーと同じ冷えを感じて感動!締め切った車内でも湿気を感じません。
これはいける!と大きく頷いたのでした。
詳細は以下の関連記事へどうぞ。特徴、突入電源について、レビュー、設置するのに工夫した事など紹介しています。
関連記事
涼しさ実感!アイリスオーヤマのポータブルクーラーを軽キャンで使って思うこと
アイリスオーヤマのポータブルクーラー(IPC-221N)とは
「アイリスオーヤマのポータブルクーラー(IPC-221N)」は、持ち運び可能なクーラーです。
- 工事不要!持ち運んで使えるクーラー
- エアコンと同じように「冷房・除湿・送風」する
- お水や氷を使わない
- 窓を開けて換気する必要がない
- 水捨て不要のノンドレイン方式(※)
関連記事
涼しさ実感!アイリスオーヤマのポータブルクーラーを軽キャンで使って思うこと
お部屋やガレージで威力を発揮する、持ち運び可能なクーラーなのです。
軽キャンの中ではどうでしょう。
軽キャン「インディ108」の車中泊に使えるのか?
ダイネット側を畳んでセットするとこんな感じになります。
車中泊をする事を想定して、ベット展開してから試運転へ。
ポップアップルーフを立ち上げて運転開始
相変わらず存在感があります。
ベット上に乗せて、吹き出し口を少しでも高く。上画像の天井部分が空いているのが分かりますか?ポップアップルーフを上げている状態です。
ベットに立って下を見るとこんな感じ。
黄色いスポンジ部分がリアガラス。
右側の黒い部分がポップアップルーフの就寝床です。
配置が分かりにくいかな・・・。
ポップアップルーフの床に座って足を投げ出すと、こんな感じになります。
つま先部分のガラスが、今回黄色いスポンジを入れているリアガラスです。
それでは、いざ試運転!
この日の外気温度:27℃・湿度:77%でした。
排気ダクトの熱はあなどれない
おおぉ~どんどん冷えはじめる。
前面からの空気は30分ほどで27℃から23℃まで下がりました。しかし、本体の後ろに手を当てると、もわんと熱気を感じる。
排気ダクトの熱が上に上がり、ポップアップルーフ側付近は29℃に!!!オーマイガー!逆に暑くなるとは。試運転してホントに良かった。
保冷シートを巻いていざ再開へ。
約1時間後、ポップアップルーフの床、入り口付近は21℃まで下がりました。湿度は外気よりも6%ほど低くなっています。
構造上入り口付近に枕を置くので、足元までは測定しませんでした。
▼インディのポップアップルーフは三角形
排気ダクト付近は21℃まで下がりません。とはいえ、そんな狭い場所で寛ぐ事ははないのでOKとしました。
しかし・・・排気ダクト熱がここまで冷気を邪魔するとは。
締め切った車内では熱の逃げ場がないからですね。そして冷えた空気は下にいく。扇風機で全体の空気をかき混ぜるのも良さそうです。
【排気ダクトと居場所は離して使う】
運転席側に本体を置くスペースが出来るのなら、そこに置いて、排気ダクトを運転席側の窓から出すように工夫。冷気が出る部分だけを居住空間へ送る方法が、温度が安定すると感じました。
閉め切った部屋で使うときは?
閉め切った部屋で使う場合も、排気ダクトに関しては同じ事が言えます。
つまり、窓側に排気ダクトを付けるので、窓付近に居ない方が良いという事。前面の吹き出し口付近にいる方が、ずっと涼しく快適に過ごせます。
空間が広くて開放的なガレージなどでは、さほど気にする必要は無いと感じました。
まとめ
今回は「アイリスオーヤマのポータブルクーラー(IPC-221N)」を、軽キャンピングカーインディ108でポップアップルーフを立ち上げて使ってみました。
1時間運転して思うこと
ポップアップルーフを立ち上げても十分に冷える!と実感しました。
試運転した日は27℃の曇り。真夏の炎天下とは環境が違うけれど、ほんの数分で本体前面側が冷えはじめ、30分で4℃低下。湿度も数パーセント下がりました。
そして、排気ダクトに保冷シートを巻けば、ポップアップルーフ側に熱が上がる事を防げる事も分かりました。
1時間後のポップアップルーフ床入口は21℃。6℃下がり、寒いくらいの体感でした(温度設定も可能)。
気になる事より涼しさが勝る
今のところ、前回の記事での経験も含め、気になることは温度以外。
それぞれ回避策(▶)も分かったので、十分に使えるクーラーだと思います。
- 大きい▶荷物を少なく。リアシート側の就寝を1人に。
- 重い(22kg)▶車内を広くしてから積む
- 音がする▶数回運転したら慣れた。ダメなら耳栓。
- 突入電源が大きい▶電源サイトやRVパークでの利用が現実的
もし、これらが多少面倒に感じたとしても、やっぱり涼しさには変えられない。
暑くてジメジメした空気では深く眠れません。次の日の体力に響いたり、会話が無くなったりイライラしたり。せっかくの楽しい時間を台無しにしてしまう事もあるのです。
車中泊は楽しく快適に!
我慢大会にならないようにしなくては。
「アイリスオーヤマのポータブルクーラー(IPC-221N)」の主な特徴は以下の通りです。
主な特徴
- 工事不要!持ち運んで使えるクーラー
- エアコンと同じように「冷房・除湿・送風」する
- お水や氷を使わない
- 窓を開けて換気する必要がない
- 水捨て不要のノンドレイン方式
このほかにも、操作パネルがシンプルで分かりやすい、フラットで掃除しやすい、リモコン付き、タイマーや風量調整付き・・・と、良い点が沢山あります。
ちなみに、部屋で使うのならば、重さは気になりません。キャスターと取っ手があるので移動は楽ですよ。
身近な場所の熱中対策におすすめ
photo by アイリスプラザ
コロナ禍で在宅勤務が増えた今、色々な場所での熱中対策が必要です。
家庭で壁に穴を開けられない、賃貸で単身赴任されている方、熱がこもりやすい部屋の隅っこなどにかなり有効だな!と感じました。
冷やすだけではなく、除湿、送風が出来る。つまり夏以外にも活躍するクーラーなのです。
工事不要だから、届いたらすぐに使える。
部屋で使う場合、ほとんどの窓枠に合うようになっていますが、検討される場合は公式サイトでチェックされてからが良いかと思います。
いつもの場所を涼しく!快適に過ごしませんか。