先日、ファイヤースターターを購入したときに何度も目にしたのが「ブッシュクラフトスターティングセット」。これがなかなか楽しい内容になっています。
「ブッシュクラフト」というと何だか難しそう!と思うけれど、要するに「自然に身を置いて、自然の素材で生活の知恵を身につけちゃおう!」とするもの。
「ブッシュクラフトスターティングセット」火おこしセット・ルーキー
家族で楽しめる「ブッシュクラフトスターティングセット」です。
この手のセットは色々あるけれど「ブッシュクラフトスターティングセット・火おこしルーキー」は、ルーキーナイフ有り無しがある事、初心者だけではなく熟練の人まで楽しめる内容になっています。
火起こし素材充実!セット内容
- 火おこし説明書
- 赤松のウッドパッキン20g:火口に。
- イーバリンプーッコテーダスのステンレスナイフ
- オリジナルファイヤースチール 2.0
- ティンダーウッド 100g
- シラカバの薪:長野県の奈川に特注。入手困難!
- 麻紐:木々を結束。火口に。
- ファイヤーキャンディー:ブッシュクラフター向けオリジナル着火剤
2020年1月現在の内容です。
これだけ揃えるのって結構大変ですよね。
火起こしって、最初は新聞紙やホームセンターの着火剤以外に何があるの?と思うもの。この中で特に注目したいのは「白樺(シラカバ)」「ステンレスナイフ」「ファイヤーキャンディー」です。
シラカバの薪
シラカバの皮は、油分をたくさん蓄えていて燃えやすいため「天然の着火剤」と言われています。樹液の成分は保湿を促進する効用があるので、化粧水にも使われているんだそうです。
・・・とはいえ、なかなか手に入らない素材ですよね。手に入らないと思うと、よけいに欲しくなるもの。私は白樺が欲しくて、通販でわざわざ購入した事があります。
なのでお試し出来るって嬉しいこと。気に入ったら今度は改めて探せば良いですからね。
ナイフはステンレスブレード
アウトドアナイフでよく目にする素材が「ステンレス」と「炭素鋼(カーボン)」です。
切れ味は炭素鋼の方が良いとされているけれど、錆びやすいのが欠点。「鉄」のように扱う必要があります。そこで、黒錆加工をして赤錆やその進行を防いで使う方が多い。無骨でカッコいいけれど、手をかけてお手入れが出来る人向けの素材。
アウトドアでナイフに慣れる事を優先するのならば、錆びにくいステンレスが良いです。急な雨や朝露、汁が出る食材を扱うなど、水分に触れる状況って多々ありますから。
セットされている「イーバリンプーッコテーダスのステンレスナイフ」は、人気のモーラナイフとほぼ同じ構造です。
ちなみに、セットはナイフ有り・無しがありますよ。
似たもので有名なMORAブランドがありますが、こちらも構造、鋭さ、耐久性は同等レベル。実用重視でバリエーションを絞っている分、コストダウンされています。
また、MORAよりも浅い角度で砥がれたスカンジナビアンエッジは対象物への食い込みも鋭く、ナイフテストのコピー用紙の縦切りも大変スムーズ。引用:Amazon商品説明
関連記事
ファイヤーキャンディー
香りのついた飴玉みたいな着火剤が入っています。香りはそれぞれ以下の通り。
- オレンジ:虫が嫌うシトロネラの香り
- グリーン:ライムの香り
- イエロー:グレープフルーツの香り
- ピンク:ピーチの香り
この中で「シトロネラ」の香りは経験済み。私は肌に付ける虫除けスプレーは毎年この成分が入ったスプレーを使っています。他の虫除けと合わせて使うと良いですよ。
関連記事
キャンディの中は綿状の芯が入っています。それを羽立たせ、火を付け、着火剤として使うというもの。
本来のブッシュクラフトとはちょっと思考が違うけれど、着火を楽しくするアイテムである事は間違いないですよね。
最後に:何かを試すと新しいワクワクに出会える
「ブッシュクラフトスターティングセット」の紹介でした。
キャンプを始める前は、チャッカマンや100円ライターで新聞紙や着火剤に火を付けて焚火をしていた私ですが、最近はちょっと変わってきました。
薪を割ったり、チャークロスを作ったり。自分で種火を育てる喜びを知ったのです。
キャンプの回数を重ねていくと、最終的には自然の素材で何とかする「ブッシュクラフト」にたどり着くのかも。うん、確かに言えてる・・・と我が身を振り返って思います。
火起こしの方法は人それぞれ
本来、火起こしの素材は、環境に優しい素材ならば何でも良いと思います。本人が良いと思った素材であれば何でも。
でも、自分で作る火って特別。ロマンを感じたいじゃないですか。それが自然の素材であれば、ブッシュクラフトをちょっと楽しめます。
大事なのは自然の中に実際に身を置いて、自然素材に触れて、まずは楽しもうとする気持ちだと思うのです。スターターキットはそれを手助けする道具。
そして、次はああしてみよう!こうしてみよう!と、ワクワクする。そんな繰り返しで、やがて自分のお気に入りスタイルが出来るんじゃないかなと思います。
関連記事