これまで、夫婦2人+小型犬で何度か軽キャンピングカーインディ108で車中泊しました。ところが先日「私も一緒に泊まらせて!」と大人1人追加になったのです。
大人3人+小型犬。このパターンで車中泊してみると、色々思う事があったんですよね。
インディ108の就寝可能人数は4人だけど、いくつか条件が必要だと思うのです。キャンピングカー選びの参考になったら嬉しいです。
軽キャンピングカーインディ108の就寝可能人数は4人
インディ108の座席は以下のようになっています(インディ727も就寝場所は同じ)。
青い線で囲んだ部分は床に固定。黄色い線の囲んだ部分は自由に動かせるマットで、走行中に座ってはいけない場所です。上図のように完全なフルフラットになります。
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ただ・・・図に添えてある文字を読まなければ、この線で囲まれた部分に4人就寝可能なように見えますよね。軽キャンなのでそこまで広くありません。
インディ108で4人就寝出来る場所は・・・
- ダイネットベットに2人(上図部分)
- ポップアップルーフベッドに2人
この2か所です。
ダイネットに2人って実際どんな感じでしょうか。そして、ポップアップルーフが使える条件は?
ダイネットベットはセミダブルサイズ
ダイネットベットは195×100cm。セミダブルサイズなので大人2人でキュウキュウな感じです。枕をぴったりくっつけて並べるので、寝がえりをうった時に横に寝ている人の毛穴も見えちゃう近さ。
▼ダイネット部分をフルフラットにした様子
▼クッションを並べるとこんな感じ
枕を隙間なく並べても気を遣わない人と使う
仲良しな友人や家族ならば、大人2人就寝でも良し。ただ、ガタイの良いお兄さん2人並ぶのはキツイかと思います。眠れないことはないけれど。
なので・・・お子さんと大人1人、中肉中背の大人2人でなんとかなる広さ。体験上、小型犬+大人1人で丁度良い感じですよ。
広さとしてはポップアップルーフの方が快適です。
ポップアップルーフベットを使う条件
ポップアップルーフを広げるときにはマナーが必要
まず、ポップアップルーフを広げられる場所としてちょっとしたマナーが必要です。
例えば・・・コンビニの駐車場のように、駐車したい人が次々に訪れる場所で居座っては迷惑ですよね。混雑している道の駅でも同じことが言えます。道の駅の駐車場は基本的に「駐車」スペースであって、宿泊する場所ではないのです。
なので、ポップアップルーフを広げる時には、周囲の状況を判断して使う必要があります。
これは、ポップアップルーフが無い車でも同じことが言えます。道の駅駐車場でテーブルを出して煮炊き、騒ぐのもマナー違反。私自身も気をつけなくては。
ポップアップルーフベットはダブルサイズ
ポップアップルーフベットは210×117cm。ダブルサイズなので大人2人、枕と枕の間に余裕があります。
ダイネット側はシンクがあるのでちょっと狭かったけれど、ポップアップルーフは車幅そのままを生かして使えるから広いのです。
▼サイドメッシュ窓あり。風や光を取り込める
ほほぅ・・・じゃぁ、やっぱり4人就寝で問題ないじゃないか!と思うでしょ。ここが盲点。(って大袈裟か!)
ポップアップルーフの壁部分は「布」。多少防水はされていても「布」なのです。ここがダイネットとの大きな違い。気温や湿度は、外で寝ているのと同じ状況なわけです。
ポップアップルーフは外の環境と同じ
「布」だから雨の日は染み込んでくる。風の強い日は帆のようになって車が揺れて危険。熱帯夜は寝苦しい、真冬は登山用の寝袋必須・・・となります。
雨風の無い日は、テント泊で慣れている人ならば何の問題もありません。ただ、ご本人はそれで良いとしても、ダイネット側との間に隙間があるので、ダイネット側で寝ている人に多少影響はあります。
▼ポップアップルーフとダイネットの境目は隙間がある
簡単なアクリル板か何かで、この隙間を遮断する工夫すれば状況は変わるかもしれません。
ポップアップルーフは気候の良い時に威力を発揮
ポップアップルーフはデメリットばかりでもありません。春や秋の心地良い季節、避暑地で広げてで車中泊する分には最高。
私自身は、このポップアップルーフが標準でついていて本当に良かったと思っています。朝起きて、サイドメッシュから山々を眺めると清々しい。ハイジになった気分ですよ。
▲愛犬とポップアップルーフで寛ぐ幸せ
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・・・ということで、ちょっとまとめます。
4人乗り軽キャンピングカーで就寝出来る本当の人数
結論から言うと・・・
軽キャンでオールシーズン車中泊をするのならば、大人2人までが現実だと思います。
突然の土砂降り雨でもこの人数ならば快適。小柄な大人ならば、大人2人+子供1人(又は小型犬)でもOKです。
雨や風の強い日、混雑している道の駅、人の多い街中ではポップアップルーフを使えません。この点に気をつけて、キャンピングカーの就寝人数の検討をされると良いかと思います。
なお、熱帯夜や真冬にポップアップルーフで眠るのは、テント泊に慣れている人におすすめ。寒いのが苦手、暑いのが苦手、寝息が大きいから一人で寝たい・・・と色々あると思いますからね。
色々書きましたが、ポップアップルーフを使う時の条件は色々あるけれど、個人的には最高のスペースだと思っています。自宅でも、わざわざ広げて寛ぐほど好き。
旅の疲れを癒す車中泊、ちょっとでも快適に過ごせますように。
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