軽キャンピングカー「インディ108」で車中泊したとき、ほんの少しだけお湯を沸かすのに手間どりました。
料理用のクッカーで沸かすとなると、鍋類が入っている座席下の収納ボックスから出して使うことになるし、筒型の大きなケトルだと軽キャンでは場所をとります。
そこでコンパクトなケトル(やかん)探し。調理目的ではなく、ドライブインでちょっと休憩したい、珈琲やスープをちょっと飲みたい・・・という時に。サッと沸かせる気軽なケトル。
やっとお気に入りに出会いました。
艶消しボディがカッコいいロゴスのザ・ケトル
まず見た目がカッコいい!艶消しな感じがいい!
取っ手との接合部分、肩の曲線がなんともレトロでたまらないです。ケトルの蓋がフラットなのもスッキリしていて嬉しいデザインですよね。
私が欲しかった条件は・・・
- 軽キャン上部棚に入る高さ(11センチまで)
- 注ぎ口がこぼれにくい(※)
- 珈琲2~3杯分のお湯が沸かせる
- 錆びにくい
- 軽い
- 凹みや傷が味になる
というもの。これがすべて叶うケトルだったのです。
我が家の軽キャンピングカー「インディ108」は収納スペースが色々あるのですが・・・大きな収納は椅子の下。上棚に入れておくとなると高さ11センチまでになります。このケトルは高さは6.2センチでコンパクトでした。
底が広いのでお湯が沸くのも早いですね。
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注ぎ口がこぼれにくい(※)
注ぎ口は少し突起があって注ぎやすい口。ドリップポットほど細くはないので、多少はこぼれるでしょうけれど、円筒形よりは注ぎやすいですね。
以前は突起が無いタイプだったようです。これは改良されたとのこと。
「ロゴス ケトル」検索すると、突起が無い円筒形の注ぎ口タイプがまだ販売されています。注ぎ口が気になる場合は、通販の際にチェックしてから購入されることをおすすめします。
750ml容量が丁度良い
▲スノーピークのチタンシェラカップ
上画像のシェラカップは内容量が310ml。二人分をめいっぱい入れたとしも620mlあればOK。シェラカップ2杯分強沸かせます。
そのほか、日清のカップヌードルの場合は1つ300mlが目安なので2杯分ありますね。何とかなります。汁の多いうどん系のカップは2回沸かす必要があるけれど、使用頻度を考えたらスープや珈琲が多いので、このへんは臨機応変にすれば良いかなと。
フラット型で熱伝導が早い
デザインのカッコよさはもちろんなんですが、蓋もボディもフラットなのが嬉しい。取っ手は横に倒せます。
蓋のつまみ部分にも突起が無いのです。忙しい時でも簡単にサッと取れる。つまむ部分が金属じゃないのも嬉しい。そして、底辺が広いので熱伝導が早いのも良い点ですね。
ハードアルマイト加工ってなぁに?
このケトルの主素材はアルミニウムです。
アルミニウムは一般的に錆びにくいとされている金属ですね。クッカーでも広く使われていてお馴染み素材。性質上、自然に作られる皮膜で保護されるためだそうです。
ところがその皮膜は非常に薄いので、環境によっては化学反応で腐食してしまう。そのため表面を保護する表面処理が必要=アルマイト加工という方法があります。
ハードアルマイト加工って・・・アルミニウムの表面に何かを乗せただけかな?めっきと同じかな?と思っていたのでっすが、調べてみたら全く違う加工でした。
めっきは、酸化などに強い金属を上に乗せ、元の金属の弱点をカバーするもの。
アルマイトはアルミの表面から上に成長皮膜、下に浸透皮膜というように上下一律に成長するもので、上図のようにアルミ表面の凹凸の通りにアルマイトがかかります・・・とのこと。
うん・・・分かったような分からないような。とにかく、傷付きにくく耐久性が高くなるんだそうですよ。
ソロキャンプやツーリングにもおすすめ
ロゴスのザ・ケトル750mlのご紹介でした。
私は軽キャン車内で手軽に使うために探しました。しっかりお湯を沸かしたい場合は深くて大きなケトルが良いけれど、ちょっとだけ沸かしたいときにはとても便利。
高さがたった6.2センチなので隙間に収納しやすく、ソロキャンプやツーリングにも良いのでは?と思います。塗れたままでも収納可能なように、メッシュの収納袋もついていますよ。
以前は注ぎ口に突起が無かったようなので、購入の際には注ぎ口もチェックしてみてくださいね(ユーザーの声により改良されたそうです)。