キャンプでお湯を沸かしたり、煮物をしたりする目的で、スノーピークの「アルミパーソナルクッカーセットSCS-020」を購入しました。
同スノーピークで、2~3人用クッカーのチタン製と迷いましたが、今回はアルミ製を選択。熱伝導率が良いので、お皿として使っても冷めにくくて嬉しいです。
煮炊きに使おう!スノーピーク「アルミパーソナルクッカーセットSCS-020」
アルミクッカーは皆さん、炊飯用として購入される方が多いですね。それは熱伝導率が良く、ご飯がふっくらと炊きあがるから。芸人ヒロシさんも長年愛用されています。
構造としては、開口部が広くて食材や調味料を入れやすい。かき混ぜたり、煮込んだりとする調理がしやすいです。内側にメモリがついているので、水分の調整も楽。
炊飯、じっくり火を使う汁物、煮込み料理に向いています。
その他お皿やボウルとしても使いやすいですよ。
POINT
スタッキング収納するとコンパクト。
まず・・・クッカーを選ぶとき、どんな素材が良いか迷いますよね。実は私も迷って、最初はステンレスで使いはじめ、今はアルミとチタンで落ち着いています。
そこで、まずはアルミとチタンについて。
経験談を入れつつ簡単に紹介します。
アルミの特徴を生かして使う
私は夫婦でキャンプをする事が多いので、上画像のようにラーメンや煮物などの汁物の器、湯煎用として大小を使っています。
スノーピーク(snow peak) アルミパーソナルクッカーセット SCS-020
- 景色を眺めながら高温になるまでじっくりと加熱して、ゆっくりと粗熱を取れば、食材がくっつく事はありません。そういった使い方をキチンと理解すれば、安価で錆びにも強い、最高のクッカーです。
- 中に250のOD缶がスタックできるので重宝します。ただ、4人分の調理をするには不十分なサイズですので、ファミリーキャンパーは、別の鍋を検討した方が良いでしょう。
アルミの特徴
アルミ製は、焼いたり炒めたりするには不向き。一番嬉しい特徴は「熱伝導率が良い」事です。食材の芯まで火が通って美味しく感じますよ。煮炊きするのに良い素材です。
陶器やホーローよりも軽くて扱いやすいです。
アルミの特徴
- 加工しやすい
- 磁気をおびない
- 軽い(鉄の1/3)
- 熱伝導率が良い
ちょっと気をつけたい点として、ステンレス製と同じような使い方をしないこと。
火を使ったアルミ製のクッカーに直接口をつけると火傷します。逆にそれほど温かくなるので、アウトドアで使う汁物の器としてぴったりと言えます。
また、加工方法が違うので、同じようになるとは断言できませんが・・・珈琲のアルミ缶は焚火の中に入れておいたら溶けてしまった経験があります。
▼珈琲のアルミ缶がこんな姿に!
それぞれ素材の特徴を、うまく生かして使いたいところですね。
チタンの特徴
ちなみに・・・同じスノーピークでほぼ同じタイプのクッカーセットでチタン製があります。
チタンはアルミよりも熱伝導率が低いので、炊飯には向きません。くっついて大変!(経験済み)使う分だけお湯を沸かす為のケトルとして、またはラーメンを作ったりするのに良い素材です。
チタンの特徴
- 軽い(アルミよりも軽い)
- 海水でも錆びない
- 強度がある
- 金属臭がしない
- 口につけても熱くない
マグカップやシェラカップ、スキットルにもぴったりな素材です。
素材の話はこのくらいにして、他の使い方や構造を見ていきましょう。
皿や食材を入れるボウルとして使う
一番は煮炊きする目的ですが、切り分けた食材のボウルとしても活躍しています。
スノーピーク「アルミパーソナルクッカーセットSCS-020」は、軽くて間口が広く、角は丸みがあるので洗いやすい。
スノーピークのまな板セットも使いやすいですよ。
フタの開閉は?
気になるのがフタですね。取っ手は畳めば上画像の左のように収納しやすくなり、カチッと伸ばすとように持ち手に早変わり。取っ手はロックがかかってグラつきません。
このフタの構図は、慣れないと戸惑うかも。
鍋のフタのようにキッチリ閉まるのではなく、ポンと被せるように乗せて使います。要するに、簡単に吹きこぼれる構造なのです。だからこそ炊飯に向いているんですけどね。
「はじめチョロチョロ、中パッパッ、赤子泣いても蓋とるな」の、赤子泣いても=吹きこぼれが分かりやすいので。
しっかりフタをしたい場合は重り(そのへんの石でも良い)が必要です。
付属の収納袋も使いやすい
収納袋も使いやすいです。細かい点も、心をくすぐるのがスノーピークなんですよね。ほぉ~と感心してしまいました。
柔らかいメッシュの収納袋
柔らかく、荒い目のメッシュなのでクッカーが少し湿っていても乾きやすいですし、他のキャンプ道具と混ざってもすぐに分かります。
開閉はコードロック
私、コードロック好きなんです。ピタッと止まって扱いやすいので。
他のキャンプ道具も入るゆとり
ゆとりがあるので、他メーカーのチタンクッカーを乗せて一緒に収納。手持ちの道具を一緒に入れられるので便利です。
キャンプにおすすめ!スノーピーク「アルミパーソナルクッカーセットSCS-020」
スノーピーク「アルミパーソナルクッカーセットSCS-202」をご紹介しました。
アルミ製は熱伝導率が良いので、ご飯を炊いたり、じっくりと火を通す煮物に向いています。フタはポンと置いて使うタイプ。しっかりフタをしたい場合は重りが必要です。
ざっとまとめると・・・
- 軽い
- 間口が広いから調理しやすい
- 熱伝導率が良い=煮炊き向き
- 簡単なケトルとして
- 角が丸いので洗いやすい
- 皿や器代わりにも使える
- スタッキング収納でコンパクト化
- 収納袋が使いやすい
といった感じ。
煤(スス)がつくと無骨で良い感じになります。でも、この煤(スス)が嫌だ!という方もいらっしゃるでしょう。
落としたい場合は、お酢が便利です。
アルミの煤(スス)汚れ落とし方
お酢を薄めたお湯に入れて煮沸させて、しばらく放置してからこすり落とし。煤(スス)汚れを簡単に取ることができます。重曹は変色するので使わないようにします。
アルミ製のクッカーは1つあると重宝します。
オールシーズン使えますよ!
スノーピーク(snow peak) アルミパーソナルクッカーセット SCS-020
- アルミ製クッカーの特性さえ分かっていれば、ここまでコスパが良く頑丈で便利なクッカーはそうそう無いと思います。サイズは1人から2人で丁度いい。ご飯を炊きながら汁物を作るなど、例えるなら男女ペアでご飯とカレーを丁度いい量作れます。
- もっと軽量なアルミクッカーは他にもありますが、極端に重量制限が無い場合はこちらの商品を優先して使っています。
最も、どんな道具でも長所短所はあるので状況に合わせての使用をお勧めしますが、この値段でオールマイティに使えるクッカーは無いと思うのでおススメさせて頂きます。