先日、我が家の軽キャンピングカー用に台所用の換気扇を使ってベンチレーター(換気装置)を自作しました。換気としては成功だけれど、色々と改良が必要でした。
そこで今度はもっと簡単に。ボックスタイプの扇風機とスポンジを使って自作。前回よりも簡単に作ることが出来て、使い勝手良くなりました。
もっと手軽にキャンピングカー内の空気を入れ替えたい
上画像は我が家の軽キャンピングカー、インディ108のシンク周辺です。丸い窓の前にカセットコンロを置いて、車中飯を作っています。
まずは台所用換気扇とプラダンで試作
▲前回、シンク近くの四角い窓に、自作でベンチレーター(換気装置)を付け、サブバッテリーで試運転しました。
作り方は簡単。
20センチ羽根換気扇の羽部分とモーターだけを抜き取り、プラダンに付けたもの。
プラダンへの取り付けは、100均ワイヤーネットとインシュロック(タイラップ)を利用。
これを窓に立て掛けているだけなので、転倒防止に突っ張り棒で補強しています。
台所用換気扇だけあって車内の空気はあっという間に一掃!
換気されると、車内の空気ってこんなに違うのかと、しみじみ感動したんですよね。なんて頼もしいヤツ。この夏、大活躍しました。
▼詳細記事
換気は大成功!でも改良が必要だった
換気は良いけれど・・・
- 羽根や配線がむき出しで危険
- 寸法ミスで角から虫が侵入
- 収納に困る
- 突っ張り棒が地味に邪魔
という問題発生。羽根が向きだして飛び出ているのが一番厄介。シンクで何かしようとすると、動いている羽根に腕が当たって切り傷作ったり。
どう改良しようかな?と思っていた時、ボックス扇風機を車中泊でお使いの方を発見。DCモーター搭載なのです。これだ!と思い立ち、新たに作り直す事にしました。
ボックス扇風機とスポンジでフラットなベンチレーター(換気装置)へ
そこで、今回は上画像のように自作。
窓がフラットになったことで怪我や収納の問題点クリア。
ただ・・・しっかり固定していないので停車時限定です。走行中は扇風機が外に落ちたりして危ないので使えません。そこはご注意ください。
ひょっとしたら普通車の窓にもいけるんじゃないかな?と思いますが、どうでしょう。車中泊や車中飯をするときに、ぎゅっとハメれば良いだけですから。
以下に、材料や工程をご紹介します。
ボックス扇風機とスポンジで作るベンチレータ(換気装置)
【材料】
- トップランドのボックス扇風機18センチ羽根
- ワコーのスポンジブロック
この他に、カッター、カッター台、定規を使っています。
トップランドのボックス扇風機18センチ羽根
このボックス扇風機に決めた理由は以下4点。
- DCモーター搭載
- スマホ充電可能
- 前面が外せる
- 窓枠に入る大きさ
窓にはまる大きさのボックス扇風機ならば、これに限らずとも出来るかと思います。あとは音や風量など、スペック次第ですね。
Amazonカスタマレビューで高評価
Amazonカスタマレビューで★4(最高★5)という高評価。DCモーター搭載、形状がフラットで収納しやすい事から、車内でお使いの方が多かったです。
- 車内での使用の際にはコンパクトなサイズも相まって収納しやすいです。それに場所も取らないのも好感度大。
- DCモーターでこの値段なら良いと思い購入。風量がコンパクトサイズでは合格点で、振動や騒音も気になりません。窓際に置いて換気扇として使っています。サーキュレーターや体のクールダウン目的には、物足りないかもしれません。邪魔にならず、本棚に収納できるのがいい。
- ポータブル電源で一晩かけたままでしたが、快適でした。付属のACアダプターは使わず別途購入したDCジャック延長ケーブルでポータブル電源とすっきり接続。音も気にならず眠れました。多分キャンプでも活躍する事と思います。
- 羽は外せないけれど、前面ガードが簡単に外せてお手入れできるので本当にうれしい。
引用:Amazonカスタマレビュー
ワコーのスポンジブロック
スポンジブロックは、スポンジが板状に大きくなっているもの。好きな大きさに切れるので、余ったら自宅のお掃除にも便利。
ワコーのスポンジブロックは柔らかくて扱いやすいですよ。
スポンジブロックは他のメーカーからも出ています。もう少し硬いタイプがいいな!という場合は、ホームセンター覗いてみてくださいね。
ベンチレーター(換気装置)の作り方と設置
作り方といっても、窓枠サイズのスポンジをくり抜いただけなんですけども。
ちょっとコツとして、スポンジは収縮するので大きめにカット。大きめに切ることでキッチリと作ることが出来ます。窓に設置するときも隙間が無くなるので虫の侵入も防げます。
扇風機を入れる部分をくり抜きます。実寸よりも少し小さめにくり抜きます。
扇風機をぎゅっと入れて完了。
上下逆でしたね・・・
窓に挟み込んで設置完了
あとはもう窓に入れ込むだけ。
スポンジの長さが足りなかったので足しています。
黄色・・・というのがちょっと残念ですが。見た目より機能重視!
取り外して裏から見るとこんな感じ。
ちなみに・・・インディの四角い窓は以下のようになっているので、この状態で雨が降っても大丈夫です。こういうちょっとした仕様が良い感じ。インディ大好き!
▼雨が降っても車内に入りにくい窓
軽キャンピングカーにもベンチレーター(換気装置)を
今回は、ボックス扇風機を使ったベンチレーター(換気装置)自作の記事でした。フラットになったけれど、風量は台所用換気扇の方が強かったです。
そこでちょっと使い分け。
▼普段の車中泊&車中飯は今回の「ボックス扇風機+スポンジ」
▼夏場は「台所用換気扇+プラダン」
と、季節や環境によって選ぼうかと思っています。また何か思いついたらトライですね。
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私は自作しましたが、最近は軽キャンピングカーでも最初からベンチレーター(換気装置)をオプションで架装出来るものもあります。(新型バロッコなど)
そして、キャンピングカーショーで車の仕様をチェックしてみると、最近は車中泊目的の方が多くなってきたなという印象。あと数年したら、リチウムイオン電池搭載のベンチレーター付きが当たり前になると良いなと思います。
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