アルコールストーブ(アルコールバーナー)を購入したは良いけれど、燃料の持ち運びをどうしよう?と思っていました。車内にアルコールが漏れることは絶対に避けたい。
そこで、定評のあるトランギアのフューエルボトル(燃料ボトル)を試してみました。
目次
アルコール燃料はつぎ足せない!使う量だけ注ぎたい
トランギアのフューエルボトルを購入する前は、上画像のように使っていました。
アルコール燃料はお水みたいにサラサラしてるので、気を抜くとドバーッと入る。下にこぼれちゃってますよ・・・。危ない危ない。
アルコール燃料はつぎ足しが出来ませんよね(火に油を注ぐようなもの)。つぎ足せないということは、目的に合わせて使う量を決める必要があります。ある程度計算して注ぐべきなのです。
そこで、トランギアのフューエルボトル(燃料ボトル)です。
使いやすいトランギアのマルチフューエルボトル0.3L
最初にちょっとだけフューエルボトルについてご紹介。
我が家は上画像、0.3Lのレッドを購入。登山や本格的なアウトドアで使うわけではないですし、夫婦2人で小さな火を起こす程度。0.3Lサイズで十分でした。
色はオリーブもあります。我が家はアルコール燃料初心者なので、目立つレッド。忘れて車内に放置したら危険ですからね。
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サイズ展開は3種類
0.3Lの他に、0.5Lと1Lがあります。
家族でキャンプされる方、連泊される方は0.3Lだと少なく感じるようです。お使いのアルコールストーブサイズにもよりますね。
そして・・・クチコミによると、入る内容量は正確ではないとのこと。0.5Lを全部入れようとしたら余っちゃったとおっしゃる方も。様子を見ながら移し替えですね。
photo by OutdoorStyle サンデーマウンテン
TUV認証の製品
ちなみにこの燃料ボトル、「TUV認証の製品」となっています。
これ、何だろうかと調べてみたら、定期的に検査を行い、認証を受けた製品が量産過程において適切に生産されていることを確認している証・・・だそうで。
劇物を入れるのに、品質どうなんだろうかと気になっていたんですよ。日本製じゃない(スウェーデン製)ので。こうなるとちょっと安心感あります。
・・・が、バリは多少あります!やっぱり日本製には叶わないんでしょうかね!
フューエルボトル0.3Lの使い方と使用感
前置き長くなりました。では、使い方と使用感について。
- 軽量で持ち運び楽
- 手に馴染んで持ちやすい
- ポンピング仕様で注ぎやすい
- 注意!フタをしただけでは弁が閉まらない
- 運搬に安心感があり
- バルブは消耗しそうな予感
- 注ぐ時に多少燃料が溢れる
- 支障はないけれど、バリがある
といった感じです。以下に少し補足しますね。
軽くて手に馴染む
まず、持ってみると、手にフィットして使いやすい。グッと握ることが出来ます。
重たいイメージがありましたが、届いてみたら軽い軽い。中身が入っていなければ、95gと軽量。ポリエチレン製でした。
ポンピング仕様で注ぎやすい
フタはセーフティバルブになっていて、赤いツマミを回してボタンを押し下げ(ポンピング)ることで弁が開くようになっています。運搬の時に安心感があります。
そして、これがとても使いやすい。
▼赤いツマミをポンピングして燃料を出す
この仕様が良いんですよ。微調整しやすい。な~んだ早く購入すれば良かった!ただ、ちょ~っと漏れる。個人的には許容範囲内ですが。
注意!フタをしただけでは弁が閉まらない
いちばん大事な注意点はここ。黒い蛇口のような部分をねじってフタをするのですが、それだけでは弁が閉まりません。
上画像のように赤いツマミの上部に白い突起が出ていない時は、いつでもポンピングして燃料を出せる状態です。何かの拍子で倒れて横になったとき、赤いツマミが押されて燃料が出る恐れがあります。
栓をしたら、白い突起が上に出るまで、赤いツマミをクルクル回すことで弁が閉まります。まるで、ペットボトルのフタを開閉する時のような手軽さですが、ここ重要。
▼弁が閉じている状態。白い突起が出ている。
この状態にしておくと、例えば上から荷物がかかって押されても、何かの拍子で倒れても漏れません。このバルブは交換が出来るので、万一破損しても安心ですよ。
燃料用アルコールの量と燃焼時間は?
使い方や使用感は良いとして・・・。じゃぁどのくらいの量を使う?どのくらいボトルに燃料を入れれば良いのか?が気になるところですよね。
まだアルコールストーブ(アルコールバーナー)を購入されていない方には分かりにくいところ。我が家は、河川敷や広場、キャンプ場などのレジャー的な環境で使っているので、本格的なアウトドア向けではありません。参考程度にどうぞ。
我が家はエバニューのチタンアルコールストーブ(アルコールバーナー)を愛用しています。上画像は未使用状態。
内部には30ml、60mlメモリがあります。燃焼時間は以下の通り。
燃料用アルコール量と燃焼時間の目安
- 30ml:5分
- 60ml:11分
水100mlのお湯を沸かすのに、アルコール燃料は10mlで十分といったところです。
ただし、これは環境に左右されます。チタンのアルコールストーブは冬山や風の強い時には火がつかない事があるので、本格的なアウトドアではこの通りに行かない場合があります。
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安全に持ち運びできる燃料ボトル
トランギアのフューエルボトル(燃料ボトル)のご紹介でした。
見た目のカッコよさから購入してしまいましたが、使い勝手はとても良いです。多少のバリ、注ぐ時に少し漏れますが、バルブを閉めて運搬している時の安心感の方が勝ります。
アルコール燃料専用ボトルなので、ボトルの厚みがあるのも嬉しいところ。安全に運搬したい!という方におすすめ。サイズは3種類。0.3L、0.5Lをお使いの方が多いです。
バルブは交換できますよ。