SOTOのスライドガストーチを購入後、初めてガス缶(カセットガスボンベ)で充填しました。これが拍子抜けするほど簡単だったのです。
慣れた方なら当たり前な充填作業なんでしょうけど、私はドキドキものなのですよ。
SOTOスライドガストーチの充填(じゅうてん)方法
今回は上画像のSOTOスライドガストーチの充填方法について。
充填するにあたり、注意する点やポイントは以下の通り。今回は手軽なガス缶(カセットガスボンベ)で行いました。
メーカーによると、気温が低い時はライター用ガスが有効だそうですよ。
充填(じゅうてん)ポイント
- 使い切ってから
- 換気良くする
- セーフティロック(下図参照)してから
- 火口(下図参照)を下にして充填
- 充填後、残量とガス漏れチェック
photo by SOTO
大雑把に説明すると・・・
ロック→下向きにする→小穴にガス缶を数秒押し込む
簡単ですね!では、充填してみましょう。
ガス缶(カセットガスボンベ)で簡単充填
①ガス残量窓から残量チェック
メーカーによると残量が残っているときは、充填できないことがあるとのこと。
点火ボタンを何度かカチッと押して、点火しないときはガス残量窓をチェック。以下は撮影用に斜めにしてますが、窓を上にして立てると分かりやすいです。
カラになっていたら換気良くして始めましょう。
②ガス缶を用意
家庭用のカセットコンロで使っているものでOK。コンビニでも販売しているので手軽に充填できますね。OD缶(アウトドア缶)の場合は、別売りのフィルアダプターが必要です。
▼OD缶(アウトドア缶)
SOTOパワーガス(OD缶)
▼フィルアダプター
SOTO充てん用フィルアダプター
SOTO充てん用フィルアダプターの使い方
引用:SOTO取り扱い説明書
OD缶からG-ランプや充てん式ガストーチなどへガスを充てんする時に使用するアダプターです。※OD缶(アウトドア缶)専用です。ST-720には使用できません。
③セーフティーロックする
親指などで押し込んでロック。カチッと音がします。ロックされると、点火ボタンを押してもビクとも動きません。点火できない仕組みです。
このロックは充填に限らず、使い終わったときにロックする習慣をつけておくべきですね。荷物が重なったりして、何かの拍子に押されて点火したら大変です。
④ガス注入口をチェック
底に小さな穴が開いています。ここにガスを入れていくわけです!念のために、穴に泥や汚れが無いかチェック。
⑤火口を下にして数秒間!ガス充填
我が家のガス缶。さ・・・錆びてる。いったい何年前のガス缶だろうか。怖いので新しいもので再チャレンジ。
ガス缶の先端、小さい突起をガス注入口に挿して、押し込みます。
平らな場所でこんな風にギュッと押し込むこと数秒。まっすぐに立てて行いましょう。シュッと音がします。火口を下にしないと充填できませんよ。
あんまり長い間しているとガスが漏れて凍り付いてしまいます。ほんの数秒だけ。あっという間です。
⑥充填後、ガス漏れチェック
残量窓からガスの量をチェックして、満たされていたらOK。セーフティーロックを解除して、ちゃんと火がつくかチェック。いい感じです!
もう一度簡単にお話すると・・・
ロック→下向きにする→小穴にガス缶を数秒押し込む
慣れてしまえばあっという間の充填!簡単です。
高温時・気圧の低い時の注意点
念のため、メーカーの注意点をご紹介しておきます。
高温時、気圧の低い場所での充填は日常的な環境と違うので気を付けなければいけません。
・高温時や気圧の低い高地、またライター用ガスを充てんした時は、消火時に残留ガスにより炎がしばらく消火しないことがあります。その際はガス調節つまみをー(マイナス)方向に回して調節してください。必ず消火の確認をしてください。
・気圧の低い高地では着火しない場合があります。
充填(じゅうてん)しても付かない場合は?
保証期間内(購入から2年)で、正常な使用状態で故障した場合、無償で修理可能です。ただし保証書が必要なので大切に取っておく必要があります。でも大抵は捨てちゃってますよね・・・。
保証書を探す前に、プロパン混合ガスを試すのもアリです。
プロパン混合で復活した例
以下はAmazonカスタマーレビューより。
満タンだったものを初めて使い切り、新たに充填しようとコンビニ等で売られている安価なCB缶より充填したところ充填前は何の苦もなく一発で着火していたものが充填後は故障かと思うくらいカチカチと何度も点火スイッチを押さないと着火しなくなってしまいました。着火しても火力に全く勢いがなくなってしまいました。がっかりしたのですが騙されたと思ってSOTO製純正ガスを購入し充填してみたところ、当初の一発着火と勢いが見事に復活しました(^^)
ガスの内容を比較してみると
・安価なCB缶=液化ブタン
・SOTO POWER GAS ST-760=液化ブタンにプロパンが混合されていました。
CB缶はどれも同じだと思っていましたが違うのだと初めて知りました。これからは迷わず純正を充填しようと思います。
プロパンは低温時にも気化しやすく着火しやすいためですね。
そのため「ガスライター専用の共用ガスボンベ」で充てんされている方もいらっしゃいます。内容は「LPG」。
「LPG」とは液化石油ガスの事で、プロパン・プロピレン・ブタン・ブチレンなどの混合物。取扱説明書にも充てんする燃料は「ライター用ガスが使用可能です」とあります。
ソトのパワーガスは低温時でも火力が安定
ソトではパワーガスの特徴として
- パワーアップ
- 寒冷地での使用可
- 最後まで強い強火力
- 安全で快適使用
としています。
ホームセンターやスーパーで販売している安価なガス缶は、室内や外気温が高ければ問題なく使えます。でも、外気温度が低いとガスの気化熱で冷えて火力が極端に落ちるんですよね。これは私も経験済み。
ソトのパワーガスはガス成分が違って、外気温が低い時も火力が落ちません。
ただし、外気温度がマイナスになるような本格的寒さのなかでは限度があります。缶が冷えていたら交換して使う方が良いと思います。
厳しい環境で使う場合はガス缶の特徴をチェックして持ち出すべきですし、交換できるよう予備も必要です。
プロパン混合!ソトのパワーガス
プロパン含有量
- ソトパワーガス(ST-7601):8~12%
- パワーガス250トリプルミックス(SOD-725T):15~25%
※ソトのパワーガスは他にも種類があります。
修理する場合は、新富士バーナー株式会社のお客様係 0120-75-5000に連絡しましょう。
※ SOTOのスライドガストーチは、Amazon.co.jp限定モノトーン もあります。火口部分も黄色ではない。焚火に似合う粋なカラー。なかなか良い感じです。