これまで焚火をする時、安価なステンレストングを使っていました。それでも十分に使えるけれど、自然の中に置くと馴染まない。薪や枝を挟んだ時に手にしっくりこなかったのです。
そこで、持ち手が木製でスチール素材の「テオゴニアのファイヤープレーストング」を購入。揺れる炎の横に置いて、しずかな時間を楽しめるようになりました。
自然の中に馴染むテオゴニアのファイヤープレーストング
この「テオゴニアのファイヤープレーストング」は、キャンプ動画を発信している芸人ヒロシさんが愛用している火ばさみです。
今回は、色々な天候で使ってみて
- 気になる口コミは実際どうなのか?
- 使用感
についてお話します。
購入した理由は?
まず購入した理由は、無機質なトングでは味気ないと思っていた事。そして、先端がギザギザした火ばさみは、薪や炭を掴みにくいと感じる事があったのです。
▼これまで使っていたトング
私にとって、焚火は癒しの時間。
薪、炭、枝を掴む時は、ほっこりと味わいたいんですよね。そんな時、ヒロシさんの動画を見てこれだ!と。
芝生の上においても馴染むでしょう?いい感じ。
見た目のカッコよさだけではなく、構造が良いなと思いました。
手のひら内側に当たる部分は温もりのある木、指は工作用のはさみのようにグーパー(握って開いて)して使う構造になっています。
強度は十分、硬度もありますので重めの薪をつかんでもしなることもなく、力が先端まで伝わるためずり落ちることもありません。見栄えもよく、薪・薪割り台・斧の近くの地面におくと写真映えします。 引用:Amazonカスタマーレビュー
テオゴニアのファイヤープレーストングの特徴
おおまかな特徴は以下の通り。
- ロマンを感じるシンプルデザイン
- 左右どちらの手でも使える
- 指が入るデザイン
- 持ち手が木製
- 先端がフラット
- 素材はスチール
- 適度な重さがある(390グラム)
- 国内で1つ1つ手作り
口コミで気になる「先端のズレ」と「硬さ」
では、気になる口コミについて。
カッコいい!とはいえ、使いにくかったら困りますからね。口コミでは以下2つが多くて気になっていました。
- 先端の噛み合わせが数ミリずれている場合がある
- 硬くて使いにくい
それぞれチェックしてみました。
先端のズレは気にならないレベル
まず、先端のズレは気にならないレベルでした。よ~くチェックすると1ミリ位ずれてるかな?と思う程度。もし、何かを掴むのに支障があるようならば交換しましょう。私の場合は問題ありませんでした。
これまで使っていた、ギザギザ先端のトングと比べれば、挟む面積は格段に上がっています。やはり先端がフラットなのが嬉しい。
細い串、薪、炭、鍋も掴めるようになりました。(後述あり)
最初は開閉が硬め!こじ開けずに潤滑油を注そう
硬くて開閉が大変!という声がチラホラ。カシめてある軸部分は上画像のようにフラット。ネジ山が見えないので、ドライバーで調整できません。
実際に開閉してみると、私には少々硬めに感じました。大きな手の夫は気にならないとの事。指を挟んで開閉するデザインなので、指が短い方も最初はキツイと感じるかもしれません。
でも・・・ここでふと思うのですが。
最初から緩い方が問題ではないですか?
私は、潤滑油(クレ556)をシュッとさしたら一回でスムーズな動きになりました。
潤滑油を使わない場合は、木製部分の持ち手側ではなく、先端側を持って何度か開閉するとスムーズになるとの口コミが多かったです。
無理にこじ開けて破損させた方もいらっしゃたので、出来れば潤滑油の使用をおすすめします。
では、使用感をご紹介します。
テオゴニアのファイヤープレーストングの使用感
ポンと砂利の上においても良い感じでしょう?ピコグリル398と一緒に使っています。
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使い込むと無骨に味わい深くなる
ヒロシさんが愛用するだけあって、使い込むほどに良い味になってきました。自分のキャンプの歴史を刻むように、少しずつ表情が違ってくる。個人的にはこの無骨さが好きです。
逆に言うと、傷がついていく事が嫌!という方には不向きな火ハサミ。そんな場合は、ステンレス製(変色はしますが)の方が傷は目立ちません。
ちなみに、スノーピークの火ばさみは持ち手が木、素材はステンレス。無骨さを求めない場合はこんな選択もアリです。同じ火ばさみでもイメージが全く違うから、キャンプ道具って楽しい。
見た目の話は好みとしても、テオゴニアのファイヤープレーストングは使いやすく感じました。先ほども触れましたが、やっぱりフラットな先端が良いんですよ。
炭、薪は当然として、特に細い串や網を移動する感触が楽しい!つい何回も触ってしまうのです。
デコボコ面がある炭も掴みやすい
あまり使わない左手でデコボコした炭を持っても、グラつく事がありません。
細い金属を手早く動かせる
先端がフラットなので、細い網を動かす時も簡単。
柄が長いから熱い鍋も扱いやすい
強火に当たっている熱い鍋をちょっと動かしたい時も、長い柄なので掴みやすい。
太い薪を安定して掴める
太い薪も片手で掴んで動かせる。(食材の焦げはスルーしてくださいな・・・泣)
焚火をしていると、左右好きな方向から枝や薪を入れますよね。左右どちらの手でも使えるという事も嬉しいデザインです。
テオゴニアのファイヤープレーストングで楽しい焚火をしよう
テオゴニアのファイヤープレーストングの口コミや使用感をご紹介しました。
私の使用感をまとめると以下の通り。
- 使い込むと味が出る
- 指を入れて開閉するから安定性がある
- 最初は潤滑油をさすと動きがスムーズ
- 左右どちらの手でも使えて便利
- フラットな先端だから色々なモノを掴める
使い込むと味が出ます。パチパチと燃える炎のそばに置いて欲しい、無骨な火ばさみ。
構造としては、一般的なハサミのように、指を入れて使うタイプ。手をグーパーしただけで、モノを掴むことが出来るところが気に入りました。炭、薪、串や網も掴みやすい。
ただし、最初は開閉が硬め。手が小さい方は特にそう感じると思います。そんな時は木の持ち手ではなく、先端を持って開閉すると動かしやすくなるとの口コミが多かったですよ。
潤滑油をさしておくと、スムーズになるだけでなく錆防止にもなるのでオススメです。
ちょっと余談ですが・・・
私は持ち手をワックスで保護しています。
これ、なかなか良いですよ。材木屋と蜂蜜職人が作ったロウで、天然成分100%。シックハウス対策、家具の保護にも使えます。
好きな道具はお手入れも楽しい。
ロウが優しく馴染んで、木の温かみが増します。
テオゴニアのファイヤープレーストングは、ヒロシさん愛用の火ばさみ。キャンプに癒しとロマンが欲しい方にぜひ使って欲しい。
焚火好きな方におすすめです!
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