チタン素材のマグカップを探し、スノーピークのマグを使ってみたところ、これがなかなか良かったのです。なるほど人気の理由はそこにあったのか!と。
ブランドパワーや見た目のカッコよさだけではないのです。
メリットいっぱい!スノーピークのチタンマグカップ
今回はチタンマグの魅力を探るべく、以下5つに注目しました。
- なぜチタン素材が人気なのか
- サイズ展開は?
- フォールディングハンドル(折り畳める持ち手)の良さ
- ダブルとシングルの違い
- 専用フタの使用感
まず、ダブルとシングルの違いは何でしょう。
ダブルというのは2重構造だと想像が付くけれど・・・。単純に保温・保冷効果があるという違いだけでしょうか。他にも専用フタがあるのか、持ち手の様子など気になりますよね。
ちょっと長いですが、良かったらお付き合いください。
なぜチタン素材のマグカップが人気なの?
チタンは金属臭が無い!まず、ここが嬉しい。直接口につける、味わう時に気持ちが良いことは、マグカップに求めたい点ですよね。
それから、チタンは熱伝導が低いので調理器具としては向きません(ご飯を炊くとこびりつく)。逆にマグカップとして使う時に好都合なのです。
他にも沢山メリットがありますよ。
チタン素材のマグカップが人気の理由
- 軽い
- 硬くて丈夫
- 直火で使える
- 色の変化を楽しめる
- 金属臭がしない
- 口につけた時に熱すぎない
直火で使えるマグカップ
この中で私が一番嬉しかったのは「直火で使える」という点。これは、焚火やバーナーで無骨に使う・・・というだけじゃないのです。軽キャン車内でも助かっています。
上画像は私のスノーピークのチタンシェラカップ。
コーンスープを飲んだら底にダマが残ってしまったので、お水を少し足して軽く火にかけています。別の器でお湯を沸かすことなく、サッと火にかけて使える手軽さが嬉しいんですよね。
火にかけると、色が変化するのも好きです。
内容量はどのくらい?サイズ展開と旧モデル
素材の次に気になるのは、サイズですね。どのくらいの内容量か。
公式サイトでは手に入らない600ml
phot by ヒマラヤ楽天市場店
上画像の一番左側、600mlは旧モデル(廃盤品)なので公式サイトではもう手に入りません。在庫のある一部のショップで販売中ですよ。
現在は、シングル・ダブルとも220ml、300ml、450mlのみ(2019年3月現在)。
もう製造されていない!希少!となると欲しくなるのが人の心・・・。600mlならば、ペットボトルと氷を入れて冷やすことも可能ですね。熱燗にも良い。いいなぁコレ。。
【シングル600ml】
スノーピーク(snow peak) チタンシングルマグ 600ml
【ダブル600ml】
スノーピーク(snow peak) チタンダブルマグ 600ml
ケトル(やかん)変わりになるシングル450ml
公式サイトではサイズが3種類あるわけですが、どれが使いやすいのでしょう。ちょっと内容量をイメージしてみましょう。
以下は450mlのチタンマグをワインやパンと並べた使用例。
photo by ナチュラム 楽天市場支店
うん、いいかんじ。
このくらいの大きさだと、色々と応用出来て良いのでは?ちょっとしたケトル(やかん)変わりにもなります。
例えば、アウトドアで使うスープやラーメンで使うお湯の量(目安)を考えると、最低でも300mlは欲しいところ。
インスタント類で使うお湯の量(目安)
- クノールのコーンスープ:150ml
- 一般的なインスタント味噌汁:160ml
- 日清のカップヌードル:300ml
- チキンラーメン:410ml
450mlのシングルならば、直火でこれらのお湯を沸かすことが出来ます。(後述しますが、ダブルでの直火はダメですよ)。
また、冷たいものを飲むときに、氷を使っても余裕がありますね。
【シングル450ml】
スノーピーク(snow peak) チタンシングルマグ 450ml
直火や氷は使わないわ~という場合は300mlも使いやすいと思います。
【シングル300ml】
スノーピーク(snow peak) チタンシングルマグ 300ml
参考までに・・・。
以下は私が購入したシングルマグ300ml。限定デザイン(詳細は後述あり)です。持ったイメージはこんな感じ。コンビニのSサイズ珈琲がちょうど良い感じに入る容量。
大きさの感じ伝わるでしょうか。
いやぁ・・・しかし、持ち手の内側にもスノーピークロゴがさりげなく刻印されてるんですね。こういう所も好き。カッコいい!
フォールディングハンドル(折り畳める持ち手)だからスタッキングできる
photo by ニッチ・リッチ・キャッチ
先程ちょっと触れた「持ち手」ですが、これがアウトドアで使いやすい魅力のひとつだと言えます。
スノーピークのチタンマグカップは、どのサイズもフォールディングハンドル(折り畳める持ち手)です。ダブルもシングルも、両方折り畳めます。
photo by 楽天市場
折り畳むことで、こんな風に重ねて収納できる。220ml、300ml、450mlを全部重ねることが出来ます。持ち運びに便利。出っ張りが少ないから、他の荷物に干渉しにくい。バックパックにポン!と入れても扱いやすいのです。
ちょっと話がそれますが・・・
ステンレス製は折り畳めません。お店では一緒に陳列されているので間違えやすいです。表面の輝きも違うので、手にとると分かるんですが。とはいえ、折り畳まない持ち手は厚みがあるので、シーンによっては使いやすいんですよね。
ステンレス製は持ち手収納できない
持ち手を収納する必要がない、直火にかけたりしない、あまり持ち運ばないといった場合はステンレス製も上品で良い感じ。しっかりした持ち手は自宅やオフィスにおすすめ。
ステンレス製もダブルとシングルがあります。
【ステンレス】
シングルは300ml(94g)のみ。下がぷっくりしていて可愛い。
ダブルは240ml(160g)・330ml(200g)の2サイズ。ステンレス二重構造の保温・保冷効果は嬉しいですね。
スノーピーク(snow peak) ステンレスダブルマグ 240ml
スノーピーク(snow peak) ステンレスダブルマグ 330ml
ダブルとシングルの違い
では、チタン素材のマグカップに話を戻します。
ダブルとシングルの比較ポイントは・・・
- 重さ
- 保温・保冷性
- 直火を使えるか
- 飲み口の快適さ
- 専用フタはあるのか
といったところ。
重さは多少違うけれど、手にもった感じではこだわる必要が無いレベル。もともとチタンは軽いですから。
保温・保冷性は、ダブルの方が当然あるけれど環境に左右されるところもあります。フタがあれば、シングルでもだいぶ変わってきますよね。
そうなると気になるのは、直火が使えるか、飲み口はどうか、専用フタはあるのか?の3つ。となります。以下で説明します。
直火にかけるならシングルを選ぶ
直火使用なら迷わずシングルです。
ダブルは2重構造で中が空洞になっているので、火にかけると膨張して危険。これ、けっこう大事です。購入の際にチェックすべき点ですね。
【シングル300ml】
スノーピーク(snow peak) チタンシングルマグ 300ml
【シングル450ml】
スノーピーク(snow peak) チタンシングルマグ 450ml
ダブルの飲み口は薄い!優しい丸みで飲みやすい
次は飲み口について。
シングルは当然、口につける部分が薄いので飲みやすいですが、問題はダブルです。上画像はダブルの飲み口の様子。実際に店頭で手にとって、飲み口を撮影しました。
ちょっと分かりにくいですかね・・・。
これ本当にダブルなのか!?と思う薄い飲み口に驚いたのです。
一見ダブルとシングルの見分けがつかない印象。快適な飲み口です。板厚0.4のチタニウムという薄さだから実現したわけですね。なるほど、ここにもダブルの人気があるなと思いますよ。
ほんの僅かに丸みがある程度で、ダブルのステンレスマグのような、あの分厚さが無い。寸胴な感じではない。さすがスノーピーク。さりげなく上品なんだなぁ。大好きです。
【ダブル300ml】
スノーピーク(snow peak) チタンダブルマグ 300ml
【ダブル450ml】
スノーピーク(snow peak) チタンダブルマグ 450ml
あとはフタですね。アウトドアで使う時は、やっぱりフタがほしい。
チタンダブルマグには別売で専用フタがある
屋外で食事をするとき、小さな虫や木の葉、焚火をすると塵が舞うんですよね。だから、マグカップには専用のフタがあると嬉しい。
フタには小さな飲み口がついているので、蓋を開けることなく飲むことが出来ます。
スノーピークでは、300mlと450mlのダブル用だけ専用フタが販売されています。シングル用のフタはありません。(シングル用作ってくれないかなぁ・・・)
【ダブル300ml用フタ】
スノーピーク(snow peak) チタン ダブルマグ300ml用フタ
【ダブル450ml用フタ】
スノーピーク(snow peak) チタンダブルマグ450ml用フタ
ダブル用のフタをシングルに使うと少し緩い
photo by Amazon
シングル用のフタは無い。でも・・・内容量が同じなら、ダブル用のフタでも使えるのでは?と思いますよね。
上画像はシングル300mlのチタンマグに、ダブル300ml用専用フタを乗せたもの。
ちょ~っとフタの存在感大きい感じですね。
肝心なフィット感としてはちょっと緩いようです。でも・・・緩いとはいえ、1000円でお釣りがくる値段。お気に入りを長く使うのであれば、1つあっても良いように思います。緩いのでフタを取りやすいという声もありますよ。これは捉え方の違いですね。
使用感・クチコミ
・ダブルマグ用となっていますがシングルチタンマグ300でも使用できます。シングルでは多少緩い感じがしますが、逆さまにしても勝手に抜けることはありません。
・300mlのチタンシングルマグで使用してます。少し緩いですが、液体が隙間から漏れることはありません。オフィスで使用しているのでホコリやゴミが入らないのがいいですね。
他のマグカップのフタとして
ちなみに、エバニュー(EVERNEW) チタンマグカップ300FH RED EBY266R にピッタリ合うというクチコミもありましたよ。
【エバニューチタンマグ300FH RED】
エバニュー(EVERNEW) チタンマグカップ300FH RED EBY266R
・・・あらま。配色いいかんじ。エバニューもカッコいい!持ち手が柔らかそう。
チタンマグカップは使う場所やシーンで選ぶ
今回は、スノーピークのチタンマグカップについて説明しました。
以下にまとめます。
- シングル、ダブルとも220・300・450mlの3サイズ。600mlは旧モデル。
- シングル・ダブルともフォールディングハンドル(折り畳める持ち手)
- シングル・ダブルとも別サイズを重ねて収納できる
- ダブルの飲み口は少しアールがある
- 直火を使うならシングル。ダブルは危険
- 専用フタはダブル用300mlと450mlだけ。シングルにも使えるが少し緩い
といった感じ。
容量、収納のしやすさ、使い勝手はシングルもダブルも同じ。ダブルの飲み口が分厚くないのは嬉しい点ですね。板厚0.4のチタニウムならではです。
色々メリット、デメリットはあるけれど。かなり大雑把に言ってしまうと・・・
- 直火を使いたいなら「シングル」
- 保温・保冷を重視するなら「ダブル」
となります。
個人的なおすすめはシングル450ml+フタ
シングルの450mlならば、ちょっとしたケトル変わりにもなっておすすめです。一般的なカップラーメンのお湯300mlも沸かせますよ。
ちょっと緩いけれど、同容量のダブル専用フタを使えばホコリが入るのを防げますし、保温・保冷効果も多少はアップします。
マグカップは一番身近な食器。ずっと使うものだから、やっぱり納得して使いたい。どこで何の目的で使うかで選びたいですね。
【シングル450ml】
スノーピーク(snow peak) チタンシングルマグ 450ml
【ダブル450ml用フタ】
スノーピーク(snow peak) チタンダブルマグ450ml用フタ
実は期間限定デザインもあります
上画像は我が家が購入した「LINE FRIENDS」のマグ。300と450で微妙にデザインが違うところが楽しいでしょう?
スノーピークが良いのは知ってるけど、他の人とかぶりたくないなぁ・・・という方におすすめなのが、数量限定デザイン。
マグの他にもシェラカップ、携帯お箸もありますよ。
photo by アウトドアーズ・コンパス
2018年11月に数量限定で販売された商品で、公式サイトでは既に完売になっています。一部のショップでまだ在庫があるかもしれません。
少し前には、60周年記念デザインも出ました。
スノーピークは時々数量限定デザインを販売するので、アウトドアショップに立ち寄ってチェックするのも楽しいですよ。
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