これまで焚火をするときは、軍手で薪を扱っていました。でも、時々手に木の皮が刺さるし、鉄板を触ったりも出来ないんですよね。薪割りもするようになったので、革の手袋を検討。
どうやら「オイル加工」されている牛革も使いやすいと分かりました。
耐熱・耐久性が高くて洗える!牛床革オイル加工手袋
革手袋の素材は色々あるけれど、キャンプで使うとなると主に「牛革」「豚革」「合成革」の3種ですね。それぞれ良さがあるので迷ってしまう。
特徴は以下の通り。
牛革・豚革・合成革手袋の特徴
厚み | 耐久・耐熱 | 手に馴染む | 価格 | |
牛革 | ○ | ○ | △ | △ |
豚革 | △ | △ | ○ | ○ |
合成革 | △ | × | ○ | ○ |
牛革は厚くて丈夫だけど、ちょっとゴワゴワしやすい。豚革は一般的に薄いタイプが多いので、手馴染みが良いけれど、耐久・耐熱性にやや難あり。
合成革は、耐久・耐熱性に難あるものの、安価で軽く使いやすい。
あっちを立てれば~の世界。
でも、耐熱耐久性に注目すると牛革が良いんですよね。デメリットの「ゴワつき」を軽減する牛床革に「オイル加工」をした手袋、使いやすそうです。
牛床革(オイル加工)はキャンプ用手袋向き
牛革手袋にオイル加工したモノを調べてみると「牛床革」が沢山出てきます。
「牛床革」ってなあに?と思い調べてみました。
牛側の銀面(つるつるした表皮=本革)を取り除いた内側の部分。
牛革は厚みがあって、5ミリ前後あるので、薄い革を作るときは表面の部分だけ使います。その残りの革の部分。
床革って、表面を剥いだ残りなの?!と思うけれど、本革だから高級、床革だから劣るというものではありません。
- 本革:耐久性に優れているが、水や熱には弱い
- 床革:スエードなどをのぞき、表面に樹脂加工がほどこすため撥水性がある
オイル加工とは、革にオイルを浸透させて加工したもの。そのため、洗っても硬くなりにくい。使い始めから手に柔らかく馴染むという特徴があります。
つまり「洗える牛革!」となるわけですね。まさにキャンプ用手袋向けの素材と言えます。
いや、薪を触る程度だから、そこまで耐久・耐熱性は求めてないよ!という場合は豚革もアリ
とはいえ、牛革は高価な傾向にあるのも気になるところ。
たとえ高価でも、気に入った手袋を長く使うのもアリだけれど、革手袋に慣れていない場合、ちょっと作業をする時は豚革でも十分かと思います。
人によっては、豚革の方が柔らかいから好きという方もいらっしゃるので。
まとめ:牛革・豚革どっちが良い?
まとめると・・・牛革本来の素材を無骨に使うのもアリ。けれど、牛床革の手袋は使いやすい。とはいえ、それほど耐久・耐熱を求めないのであれば、豚革も良いよ!となります。
- 牛床革(オイル加工)手袋:ガッツリ耐久・耐熱。洗える。硬くなりにくい。
- 豚革手袋:ほど良き耐久・耐熱。(洗っても牛革ほど硬くならない)
あとは手袋の形状が指が短いタイプ、内側が綿になっているタイプと色々あるので、気に入った形をチェック。
5本指にこだわらず、ミトンタイプを選ぶと色々なシーンに使えそう。
人気のスノーピークのキャンパーズミトンは女性の手には少々大きめですが、ダッチオーブンや鍋を掴むのにも良いですね。