フルオープンのポップアップテントは手軽だけど、意外と日除けしなかったり、冷たい風を通して寒かったり。かといって、フルクローズは夏は温室状態になってしまう。
そんなモヤモヤを解決してくれるのが、コールマンのポップアップテント「クィツクアップIGシェード+(プラス)」でした。
実際に使った様子と共に紹介します。
おすすめ!コールマンのポップアップテント「クィツクアップIGシェード+」
公園でちょっと休憩、カーサイドでお手軽キャンプ、日除け目的に。サッと設営撤収が出来るポップアップテントです。
特徴を上げると・・・
- フルクローズできる
- 設営と撤収が数分でできる
- 遮光性抜群!UVカット99%(※)
- 風が当たってもバタつきにくい
- 2~3人レジャー用
- 背負って持ち運べる
- 耐水圧は安定の3,000mm
(※) ダークルームテクノロジー搭載。光の透過と温度上昇を抑える材質。日光を90%以上ブロックし、真夏の陽射しによる最大温度差は13.5℃です。
どれも、大人2人がのんびり過ごすのに欠かせない条件です。これらについて説明します。
フルクローズできる
なぜフルクローズが良いかというと「陽射しと風をしっかり除けてくれる」から。
え?夏の日除けも?と思いますか。フルオープンの方が涼しそうですよね。私もそう思っていたのですが、実際に設営してみると逆。陽射しが常に同じ方向にあるとは限りません。
そして「風」に関して言うと、春や秋は突風が多々あるし、冬は冷たい北風が吹きますよね。そんなとき、フルクローズは有難いのです。
コールマンのポップアップテント「クィツクアップIGシェード+」 はフルクローズにしても、全面ドアから明かりが入ります。
▼フロントドアを閉めた状態
設営と撤収が数分でできる
設営と撤収が簡単なのは、ポップアップテント最大の魅力ですよね。
「クィツクアップIGシェード+」も拍子抜けするくらい簡単です。
収納袋から出すと、ポン!と上画像の状態に。あとは向きを見て形を整えて、ペグを打ち、サイドのロープを締め上げるだけです。
▼ここまで数秒
どんなに強風でも、猛暑でも、真冬でも。たった数分で設営できる。撤収も簡単なんですよ。
これがどんなに有難いか。暑くも寒くもない、風もない・・・そんな穏やかな日って数えるほどしかないからです。
準備と片付けの時間を短縮できると、労力も時間も余裕ができますよね。
遮光性抜群!UVカット99%
ニトリやホームセンターでよく見かける、簡易的なテントは「ポリエステル」素材ですよね。日除けはするけれど、熱や光を通す。だからテント内が温室のようになってしまう。
「クイックアップIGシェード+」はこれを解消。上画像のように遮光性抜群です。これは、一般的なテントとは材質が違って「ダークルームテクノロジー」を搭載したからです。
快適!ダークルームテクノロジー
「ダークルームテクノロジー」ってなぁに?という方のために軽く説明します。
光の透過と温度上昇を抑える材質で、日光を90%以上ブロック。真夏の陽射しによる最大温度差は13.5℃と大きくなっています。
今回紹介している「クイックアップIGシェード+(プラス)」は、従来から人気の「クィツクアップIGシェード」に「ダークルームテクノロジー」を「プラス」したもの。
コールマンでは、2018年からこの「ダークルームテクノロジー」を搭載したテントを販売開始していて、人気のツーリングドームST、LXにも導入(2020年~)されて話題になりました。
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風が当たってもバタつきにくい
ポップアップテントは軽いので、風の抵抗を受けやすいですよね。この点も考えてあります。
サイドの窓( バイザートップベンチレーション) に付いているロープを締め上げることで安定。たったこれだけの事で効果あるの?と半信半疑でしたが、やってみたら全然違う。
サイドの窓が、鳥の羽根みたいな形になることで、風をうまく逃がしてくれるようなっています。
ペグダウン(風で飛ばないように杭を地面に打つ)もOK。
▼四隅にペグを打てる
2~3人レジャー用
高さ125センチ、横幅200センチ、奥行き150センチ。
これが大人2人で使うのに丁度良いサイズでした。
高さ125センチ=身長182センチの夫が、半分の位置に座っても頭がつかない。これ、けっこう有難い高さです。そして、横幅200センチ=大柄な人も横になれる。奥行き150センチ=大人2人が深く座ってのんびりできる。
大人2人で座って、その間にミニテーブルを置けるサイズです。
※取説は2~3人用となっているけれど、実際に横になれるのは大人2人でギリギリです。
背負って持ち運べる
亀仙人スタイル。両手が開くって便利ですよ!
収納袋には、斜めに背負える「ショルダーストラップ」が付いています。2.7キロなので、人によって重さの感じ方は違うかもしれません。私は背負って自転車に乗れました。
耐水圧は安定の3,000mm
耐水圧3,000mmは、お手軽キャンプには十分すぎるスペックです。
というのも・・・コールマンと言えば、ヒロシさんも愛用している「ツーリングドームST」が有名です。森の中で無骨にキャンプするときにも使えるテントなわけですが、そのフライシート(直接雨が当たる部分)の耐水圧は約1500mm。
豪雨の時にはタープを併用して使うわけですが、それでもヒロシさんは何年も愛用されていました。過酷な環境ではなく、一般的なキャンプなら1,500㎜でも十分です。
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ツーリングドームSTは2020年にバージョンアップ。ダークルームテクノロジー搭載した「+(プラス)」が登場して、耐水圧もアップしました。
▼詳細記事
2020年新製品コールマンテントツーリングドームST+!何が変わる?問い合わせた結果
気になること
- 本格的なキャンプには向かない
- フロアシートをプラスする
- 付属のペグは頼りない!丈夫なペグを用意
基本的に「簡易テント」なので、森や自然豊かなキャンプ場では少々頼りないです。そのようなシーンで使うテントとは違う構造。簡易的な構造だから、軽くて設営や撤収が簡単なのです。
簡易的にした点で残念なのは「ガイロープ(風が強い時にテントを支えるロープ)を付けられない」ところ。突風にあおられそうな時だけ取り付けられるように、ループがあったら良かった。コールマンに問い合わせたら、そこまで強度を考えて作っていないとの回答でした。
そして、地面からの冷えやテントを保護する意味でも、シートは別に用意した方が良いです。
オールシーズン使える!コールマンのポップアップテント
コールマンのポップアップテント「クィツクアップIGシェード+」を紹介しました。
フルクローズになるので、日除けや風除けの安定感があります。背負って持てること、数分で設営と撤収が出来ることは、滞在時間を有効に使えます。
オールシーズン使えるポップアップテントです。
スペック
▲収納袋には持ち手が付いている
- 耐水圧 : 約3,000mm
- 使用時 : 約200×150×125(h)cm
- 収納時: 約Φ59×8cm
- 重量 : 約2.7kg
- 材質:シェード/ポリエステル、フレーム/スチール
- 付属品 : 砂袋、ペグ、収納ケース
ちょっと使いたい。サッと広げて日除けしたい。日帰りで簡単にキャンプしたい。手軽に使えるテントです。