車内や自然の中では、食事で出た汁の排水処理に困ることがありますよね。移動先のトイレに排水することも可能ですが、基本的に自分が出したゴミは持ち帰るのがマナー。
そこで今回、水分を給水する「高給水ポリマー」を試したところ、なかなか使い勝手が良かったのです。
これは、緊急時のトイレや災害時にも役立つ!備えておきたい!と思いました。
高吸水性ポリマー(高吸水性樹脂)で水分を固形化へ
高吸水性ポリマーは、登山用携帯トイレとしても利用されています。紙オムツの中に入っているものと同じ。水分を含むとジェル状に固まります。
たった1gで水300ml以上を給水。軽くて粒子が細かいので、数回分を手荷物に入れておいても邪魔になりません。
食べ終わったラーメンの汁を簡単に固形化
車中飯でよく登場するラーメン。高吸水性ポリマーを使って、液体を固形化する様子を紹介します。
すぐに取り出せるよう、瓶に入れておき・・・
ほんの少しだけ残り汁に入れて・・・・
ぐるぐるかき混ぜると、1~2分でこの通り。
こんな風に固形化してしまえば、車が揺れても大丈夫。こぼれたり飛び散ったりする心配がありません。液体だった部分は自宅で燃えるゴミとして処理できます。
小型コンテナを一緒に備えておくと便利
ここで、ちょっと車移動のときに便利な使い方をご紹介。
固形化待ちの小型コンテナ
一人の時には、食べ終わったらすぐに固形化しても良いんですが、誰かと一緒だと食べ終わるタイミングが違いますよね。
最後にまとめて高吸水性ポリマーを使いたいので、汁が残ったものを、こんなふうに小さなコンテナに仮置きしておくと便利。もしもこの中で倒れても被害は少ないですから。
全員の食事が終わったら、残り汁を一か所に集め、高吸水性ポリマーを入れてグルグル。見た目は綺麗ではないけれど、無駄なく一度の手間で済みます。
▲軽キャンの扉を開けた様子
緊急時の簡易トイレとして備えておく
また、この小型コンテナは、緊急時の簡易トイレとしても使えます。ここにポリ袋をかぶせ、高吸水性ポリマーを入れて使います。
高吸水性ポリマーとポリ袋はセットにしておくと安心です。
高吸水性ポリマーは車内飯の便利グッズ
我が家では、高吸水性ポリマーを上画像のようにして収納しています。
取っ手がついているケースは100℃以上の熱に耐える素材。例えば、車中飯でゆで汁が出た場合は、ここにポリ袋を入れてゆで汁を捨て、高吸水性ポリマーを少量入れて混ぜれば固形化。
色々な使い方が出来て便利ですよ。
▲今回、4キロ分購入しました。
工夫次第で使い方はいろいろ
- 車移動や登山時の排水処理に
- 渋滞でトイレ休憩出来ないときの簡易トイレに
- 水分の多い地面の掃き掃除に
- 香水を室内で楽しむときに
市販されている災害用の携帯トイレは使用回数が決まってしまいますが、高吸水性ポリマーの場合は、臨機応変に使い方を変えられます。トイレ用として備える場合は、ビニール袋の備えも忘れずに。
水が使えない状況は、いつどこで起こるか分かりません。
少しの量で沢山給水するので、日頃から手荷物に入れて備えておくのも良いですね。誤飲しないよう注意してお使いくださいね。