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台所用換気扇でベンチレーター自作!軽キャンピングカーのサブバッテリーで試運転

キャンピングカー全般
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我が家の軽キャンピングカーには、ベンチレーター(換気装置)がありません。停車中にダイネットで寛いでいる時、空気が淀んでしまいがちなんですよね。

そこで、思いきって台所用の換気扇を使ってベンチレーター(換気装置)を自作してみました。これがなかなか良かった!まだ改良は必要ですが、換気としては成功。一瞬で車内の空気が入れ替わりましたよ。

キャンピングカー内の空気を入れ替えて快適に過ごしたい

上画像は我が家の軽キャンピングカー、インディ108のシンク周辺です。丸い窓の前にカセットコンロを置いて、車中飯を作っています。

シンク近くの四角い窓に、自作でベンチレーター(換気装置)を付け、サブバッテリーで試運転しました。これは簡単に取り外し可能です。

 

工程から御覧になりたい方は台所用換気扇を使ってベンチレーター(換気装置)自作へどうぞ。ページジャンプします。

台所用換気扇を使ってベンチレーター(換気装置)自作

 

大きな羽根で一気に空気を入れ替えたい

USBファンを使う方法もありますが、我が家の場合はすでに小さな扇風機を2個導入しています。ここは大きな羽根で!台所用換気扇で試してみることにしたのです。

インディ108の四角い窓の縦寸法は30cm前後なので、今回は羽根の大きさが20㎝の換気扇を選びました。

自作ベンチレーター(換気装置)の材料

自作ベンチレーター(換気装置)材料

  • 台所用換気扇羽根径20cm
  • プラダン1枚
  • 100均ワイヤーネット30×30cm
  • 突っ張り棒2本
  • タイラップ
  • 強力両面テープ
  • 養生テープ

この他に、カッター、カッター台、定規を使っています。

 

「プラダン」とは、一体押出成形によるポリプロピレン製のダンボールです。 中空構造なので、軽くて丈夫。カッターで好きな形に加工できます。ホームセンターでは、一畳分くらいの大きさが1枚1000円以内で手に入りますよ。

台所用換気扇を使ってベンチレーター(換気装置)自作

完成形ではないので、参考程度にご覧ください。

以下、順番に進めていきます。

換気扇から必要なパーツを取り出す

台所用なので、カバーや油受け、排気連動式シャッター(ルーバー)がついています。今回は羽根さえ動けば良いので、必要な部分だけを取り出します。

 

外枠が一番重い。ここからモーター部分を取り出します。

 

モーターの土台、スイッチ周りのプラスチックカバーも取り除きました。色々取り外しても動くか、念のために動作確認。よしよし。

100均のワイヤーネットに取り付ける

100円均一の30×30cmのワイヤーネットに穴を開け、取り出したモーターを取り付けます。ワイヤーネットの中央あたりをニッパーでカットして穴を作ります。

適当にカットするのではなく、3か所くらい固定できるようにカットする部分を選んでいます。

 

インシュロックでワイヤーに固定

 

裏から見るとこんな感じ。もう少し細かい目なら加工しやすかったですが。ワイヤーにしっかりと固定されていればOK。

 

窓枠に合わせたプラダン2枚を切り出す

プラダンの色は、透明、白もあります。けっこう大きいので、カットするのに広いスペース必要ですね。

はめ込む窓の大きさを測ってカット。出来れば型紙を作って、窓にちゃんとはまるように試してからプラダンを切り出した方が安心。(我が家はここを省略したために時間が余計にかかりました)

プラダンは枚数を増やした方が強度が出ます。窓枠の構造的に可能ならば、何枚か重ねたほうが良いですよ。ここでは2枚を強力両面テープでつけて使っています。

 

プラダンの表面は、以下のように中空構造の筋が見えます。重ねるときは、この筋が縦・横になるようにすると一層強度が出ます。

▼中空構造の筋が見える

以下は3枚を縦・横・縦となるように重ねた断面(今回は窓の構造上2枚だけ)。

重ねたプラダンにファンを入れる穴を開ける

養生テープで2枚をしっかり固定して、ファンを入れるための穴をあけます。換気扇カバーの丸い穴部分を型にカットしています。

 

強力両面テープでプラダン2枚を貼り付けます。

 

ポリプロピレン用の強力両面テープがおすすめ。100均にもありますよ。

 

完成!

 

窓枠に合わせるために角にアールをつけ、こんな風に配置。

所々プラダンに穴を開けて、インシュロックでワイヤーネットに取り付けます。それでは、早速軽キャンピングカーの窓にセットしてみます。

軽キャンピングカーインディ108の窓に自作ベンチレーターを付ける

角のアールを適当にカットしたのが残念。隙間から虫が入っちゃうでしょう?ちゃんと型紙を作って、その通りにカットすればもっとビシーッとなったはずなのです。

・・・ま、隙間は何とか考えましょう。

スイッチをオンオフする配線もむき出しですし。今後いろいろ改良していきます。

 

では以下に、取り付けた風の流れ、使った電気などをご紹介。

スイッチONで外の空気を取り込める!

きたー!空気が動いてる!

手が映っている側の窓を開けています。この日は無風。なのに、ここでティッシュをかざしてみると、換気扇に向かって真横になびいているではありませんか。わざとらしく見えるけれど嘘じゃありませんよ。

これですよ!この吸い込み。電源をOFFにすると、ティッシュはしんなりと下を向きました。

サブバッテリーに繋げて動作確認

この換気扇は、追加架装したサブバッテリーで動作確認しました。「REMOTE DISPLAY」と書いてある黒いパネル、赤い数字が出ている部分です。

我が家の軽キャンは「オンリースタイルのマルチインバーター、ディープサイクルバッテリーを追加したのです。



電源専門店オンリースタイル

バッテリーの減りは4時間半使用してもわずかだった

インディの場合はバッテリーの残量はアナログで、以下のように針で分かるようになっています。4時間半使ってみたところ、思ったよりも減っていませんでした。

サブなので普段はほとんど使わないのですが、これは嬉しい結果。備えて安心。なかなか良いですね!

 

【開始の様子】

 

【4時間半後の様子】

ファンの裏側からしっかりした風を感じる

車を降りて、ファンの裏側に手をかざしてみました。小型の扇風機とは違う、しっかりとした強い風。さすが台所用換気扇です。音は案外小さかったのでホッとしました。

 

ちなみに・・・インディの四角い窓は以下のようになっているので、この状態で雨が降っても大丈夫です。

▼雨が降っても車内に入りにくい窓

軽キャンピングカーにもベンチレーター(換気装置)を

今回は、台所用換気扇を使ってベンチレーター(換気装置)を自作した様子をご紹介しました。まだまだ改良は必要ですが、換気と電気の使用量については納得の結果になりました。

 

軽キャンピングカーでも、最近は最初からベンチレーター(換気装置)をオプションで架装出来るものもあります。(2018年新型バロッコとか)

もしも車中飯や車中泊を頻繁にしたい!という場合は検討しても良いかと思いますよ。バンコンの場合、雨が入らないように工夫する必要もあるかと思います。

なぜこんな事をしたかと言いますと・・・

停車時は空気がこもりやすい

走行中は空気が循環するので快適ですが、問題は停車時なんですよね。「停車時」に車中飯や車中泊をするので。

無風状態や雨の日などは特に、窓を開けただけでは空気が入れ替わりにくい。小さな扇風機を回けば解決はするけれど、一掃するのにかなり時間がかかってしまいます。

車旅はサブバッテリーがあると安心度が上がる

今回ご紹介したように、電気を使って換気をする、電気調理器具や電気毛布を使う、車内の小照明を付ける・・・と、案外電気が必要なシーンは多いです。車中泊をしてみると、電気の有難みを感じます。

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何かのトラブルでメインが使えなくとも、サブがあれば安心。十分に換気しながら、快適な旅にしたいな!と思います。



追記:改良版を作りました

今回の記事方法では、羽根が出ているので怪我をする恐れがある事、車内では置き場所に困る事などの問題がありました。

そこで上画像のように、スポンジに穴を開け、ボックス換気扇をはめただけ!というシンプルな方法を試しました。

ま・・・見た目はお洒落じゃないけども。ほぼフラットになった事が嬉しい!窓付近に寄りかかっても安全。怪我する心配も無く、使い勝手が良くなりました。

大きめにカットすれば窓枠にぴったりはまるので虫が入ってこない。窓に付けない時は、ボックス扇風機単独でも使えて便利。

 

ただし・・・やっぱり「ボックス扇風機」よりも「換気扇」の方が威力があります。そりゃそうですよね。換気扇は料理する時に使うものなんですから当然です。風力をとるか、使い勝手をとるか迷う所。

良かったら以下の改良版記事をどうぞ。

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