これまで焚火台は色々試してきました。結局、何がしたいのか、どう過ごしたいのかなんだとようやく実感。
もう「今」純粋にやりたい事を求めたら、S’more(スモア)マジックストーブにたどり着きました。これだよ、これ!私のやりたかったのは!という感じ。最高です。
暖かくて癒される!S’more(スモア)マジックストーブ
▲部屋で組み立てた様子
見た目はごく普通のストーブ。なんだ、ちょっとデザインがお洒落なの?という印象。これがそれだけじゃないのです。
- 煙を気にせず炎をながめたい
- 簡単に調理ができれば良い
- テントの中でも暖をとりたい
という方にオススメ。
煙突を付けて使うので、煙で目が痛くならない。しっかり炎のゆらぎを眺められる。燃料効率が良い設計になっていて、簡単に暖をとれる(後述あり)。
天板プレートは脱着可能。簡単に調理やお手入れができます。
その他、コンパクト収納で持ち運びが楽・・・と、まぁ優秀。
かなり嬉しい仕様になっています。
特徴
- 燃焼効率を考えた設計
- ガラス窓のから炎を眺める癒し
- 簡単に収納と展開ができる
- 市販の薪を入れやすい
- テント内部をしっかり暖める
- 重すぎない(5.1キロ)
今回はこの中から「燃焼効率を考えた設計」「ガラス窓から炎を眺める癒し」について、もう少し説明します。
燃焼効率を考えた設計
上画像、窓から見える「三角型の吸気口」と、手前の空気穴(ツマミで調整できる)が凄く良い。好きな量の空気を取り込めるので、自分の好きなペースで炎を楽しめます。
この「三角型の吸気口」があるおかげで、薪の下から空気を入れる事が出来ます。焚き火をするとき、薪の下や隙間をフーフーと火吹き棒で空気を入れると、全体に炎が行き渡りますよね。あの感じです。
この「三角型の吸気口」、実は 薪も入れやすいというメリットもあります。
ガラス窓から炎を眺める癒し
そして、このガラス窓。
この可愛いのは何だ?と思いますよね。1200℃耐熱ガラスに「可愛い何か」がついています。
そう。最初に目がいったのはココ。可愛い!しかし・・・これは必要だろうか。なぜこんな無駄な装飾をするのだ?と思いました。
シンプルを超えた癒し
「いかにシンプルにするか」というキャンプ道具が多い中、あえて「癒しデザイン」を取り入れています。
無くても良い。けれど、これがあるおかげで予想外の癒しと出会えます。
あぁ・・・こういう無駄は心を豊かにするんだって事、を忘れていたな、としみじみ感じるのです。
以下は炎があがった様子。
photo by makuake
ね。まるでファンタジー。癒しの影絵。
なにこの世界!
あたりは暗くなり、パチパチ音が優しく響く頃・・・。まるで、森の小動物が会話しているかのような世界が広がります。
photo by makuake
外側に動物や植物などがデザインされたフレーム。内側はフラットなガラス面になっています。このガラス窓(フレーム)は簡単に付け替えられます。
オプションでフレームを交換できる
photo by makuake
実は、オプションで好きなデザインに付け替えることが出来ます。独自の世界観が良い感じです。
うん・・・確かに癒されるよね。フレームは変えられても、ね。ガラスってすぐススがついて駄目になるんでしょって思いますか?
大丈夫。簡単な方法があります。
ガラス面は簡単にきれいに出来る
使い終わったススを濡らしたキッチンペーパーでこすれば、あっという間にクリアになります。さほど力はいりません。
灰を処分するときに、ついでにこすると良いですね。魔法のようにスルッととれます。
▲使い終わったガラス面が綺麗になった様子
細かいこだわりが有難い
そのほか細かいところでは・・・
灰を掃除しやすい「灰取り板」や「煙突」の設置や使い勝手も良かったです。
灰をかき出せる「灰取り板」
▲灰を簡単にかき出せる
使い終わったあとで、ひっくり返すあのイライラったら無いですからね。灰が舞うと大変なことになります。これはほんと嬉しいです。
煙突の組み立ては簡単!しっかり固定できる
▲シンプル構造の煙突
煙突はワンタッチで完成。伸縮できるタイプになっていて、中から煙突を持ち上げるだけという簡単さ。
え!大丈夫?と思っていたけれど、煙突が落ちる事はありませんでした。 加熱による膨張でしっかり固定されます。
また、この煙突があるおかげで、煙で目が痛くならずに炎を眺められます。しっかり対策すればテント内でも使える仕様になっていますよ。
ちょっと気になるところ
どんなに優れた道具にも、使う人それぞれ感じ方は違うものです。
私が個人的に気になるのは以下のとおり。
- 天板プレートがアルミニウム合金
- 5.1キロは重いと感じる人がいるかも
なぜ、天板をステンレスにしてくれなかったのかな~というのが素直な感想。
アルミニウムの良さは、鍋などを直接加熱しても黒くならない、ステンレスよりも熱伝導率が良いといったメリットがあります。けれど、手入れのしやすさならやっぱりステンレスが良かった。
てっきり、ステンレスだと思ってガシガシ洗ってしまいました。
▼熱湯で煮てタワシで洗った結果
この素材、後で知ったのですが・・・案外綺麗になりました。アルミニウム「合金」だから大丈夫なのかもしれませんけど。
調理するなら、最初に油を塗っておくと良いですよ。私はそのままお肉を焼いちゃったので、大変なことになりました。ただ、これは私の使い方の問題。ケトルを置くだけ、鍋を置くだけという方には良い素材です。
そして、重量5.1キロってどうでしょう。シンプルに炎を楽しむためのギアとして考えると重め。でも、 テントの中で使う薪ストーブとしては軽い方ですね。
どこまで何を求めるかで、これら2つは変わるといえます。
薪ストーブに何を求める?
今回は、S’more(スモア)マジックストーブ を紹介しました。
私が欲しかった薪ストーブの条件は
- 炎の揺らぎを眺めたい
- 煙が目に入らない
- 簡単な調理ができる
- 市販の薪をそのまま使いたい
- 軽量コンパクト
といったところ。
S’more(スモア)のマジックストーブは、これら全てが叶う薪ストーブでした。
煙突穴がついたテントなら、どんなテントでも使用可能。もう冬の寒さで凍えながら、薪をくべなくても良いのです。
テント有り無しに関わらず、煙を気にせず、炎をしっかり眺められることが1番嬉しい。煙突は収縮タイプになっているので、ひっぱるだけ。簡単。寒空の下で悪戦苦闘する必要はありません。
薪をくべるとき、小さなドアを開ける瞬間も楽しい。
S’more(スモア)のマジックストーブは 炎を眺めてのんびりしたい方にオススメです。
どこで手に入る?
Amazonでは2021年11月現在、販売されていないようです(見た目そっくりな類似品はある)。私は、makuakeで予約購入しましたが、数に限りがあります。
その他、スモアの公式通販サイト(aimoha.com)で予約販売中です。楽天に出店されている公式サイトaimoha【アイモハ】では、動画付きで詳しく紹介中。炎の見え方、煙突の様子などもチェックできます。