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動物のマイクロチップ埋め込みは本当に必要?愛犬でデメリットを検討した結果

小型犬
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先日、些細な事から愛犬が家から飛び出しました。すぐに連れ戻せましたが、もし見知らぬ土地だったらと思うとゾッとしました。

そこで、以前から気になっていた「マイクロチップ」埋め込みを調べてみました。

ペットが旅先で迷子になったらどうしよう

動物は突然に思いもよらない行動をとる事があります。我が家の愛犬はシニアですが、パニックになると素早いです。

そんな事でパニクるの?と思う事で白目向いて駆け回ります。そんな時は止められません。猫はもっと速いですよね。体が柔軟でどこにでも入ってしまうし、飛躍力も高いです。

犬猫をペットにしている方は高齢傾向

先日、犬猫を飼われている方の年齢別データで高齢の方が多い事を知りました。自分も含めて、高齢の方は動作が穏やかな傾向にあります。とっさの行動を取ってしまう犬や猫を、手際よく連れ戻せるのかな?と不安になりました。

 

そこで思い浮かんだのが「マイクロチップ」。

ペットの身元証明にもなるので命が救われた例も聞きます。実際のところどうなんだろうかと調べました。

身元証明できる!頼もしい「マイクロチップ」

いちばん気になるのは、マイクロチップを埋め込む時の身体の負担や痛み。以下に詳しく書きます。

大きさや形状は?

大きさは直径2mm、長さ12mm程度。専用の器具を使って埋め込むんだそうですよ。

▼大きさや形状はこんな感じ


photo by :http://nichiju.lin.gr.jp/

 

▼レントゲンに映るとこんな感じ


photo by: http://inunosituke.net/

 

我が家の愛犬には大きいと感じました。片手でひょいと持てる痩せた3キロのトイプードル・・・。少々不安なものがあります。副作用などはどうなんでしょうか。

副作用などの害はあるのか?

マイクロチップは埋め込まれても害が無いと言われています。

動物用のマイクロチップは、動物の体内に埋込んでも副作用などがおきないよう、外部を生体適合ガラスもしくはポリマーで密閉しています。

(中略)

日本国内で、動物体内に埋込んだマイクロチップの副作用、ショック症状等についての報告は、今までに1件も寄せられていません。

引用:公益社団法人 日本獣医師会

 

ただ・・・よく調べると、個体差があって腫瘍が出来てしまう例もありました。全体から見たらごく僅かですけども。

不安な場合は獣医さんとよく相談する必要があると思います。皮膚の弱い子や免疫力が弱い子、それぞれなので。

埋め込みの痛みは?

気になる埋め込みの痛みですが・・・

日本獣医学会のHPには「埋込み時の痛みは、普通の注射と同じくらいと言われており、通常は鎮痛や麻酔など特別な処置は行いません。」と記述がありました。

でも、注射よりも太い針を挿し込むので確実に痛いはずです!(個人的想像です)。調べたところ、局所麻酔薬を使って痛みを抑える動物病院もありました

実際埋め込む事になったら、そのあたりも相談なさった方が良さそうですね。

メリットとデメリット

最大のメリットは「身元証明」になる事ですよね。100%身元が分かるのはとても有難いことだと思います。もし飼い主の住所が変わっても、再び埋め直す必要はありません。届け出をすればOK。変更費用はかからないそうです。

考えられるデメリットは以下の通り。

考えられるデメリット

  • MRI撮影の「画像」に影響する場合がある
  • マイクロチップリーダーがないと個体識別ができない
  • 埋め込み時に痛みが考えられる
  • ごく稀に身体に合わない場合がある

 

なお、MRIを使う時はチップがある事を獣医さんに伝えれば良いそうです。埋め込んだこのチップはこんなリーダーで読み込みます。


photo by :http://inunosituke.net/

 

ただし、リーダーはメーカーによって何種類かあるとのこと。発見した時に、違うメーカーのリーダーだった場合は読めない事もあります。すべての警察にリーダーがあるとは限らない現実もあります。

埋め込んだは良いものの・・・それを読むリーダーが無いケースもあるのです。

我が家の結論は「埋め込まない」

これまで調べて、我が家の犬には「埋め込まない」事にしました。そもそも埋め込みは幼い頃にするのが理想ですね。老犬には負担がかかりそうです。

 

いちばんの理由は・・・せっかく埋め込んでもリーダーがあるとは限らないから。迷子になってどなたかに拾われても、分からない場合もあります。

ただし、実際にマイクロチップを埋め込んだお陰で助かった命もありますから、私の意見は参考程度に捉えてください。

マイクロチップの代わりに「ロケットペンダント」

何もしないよりはと、上画像のカプセルタイプのペンダントを首に付けています。骨の形は、狂犬病の予防接種済を示す鑑札。横浜市はこんな形なんですよ。

ロケットの中はゴムパッキンでしっかりと防水になっていて、連絡先などを書いて入れられます。携帯番号や住所が変わっても、簡単に書き替えられて便利。

 

▼刻印にして、アクセサリー感覚で使うのも良いですね。

旅先でも安心してペットと過ごす

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犬猫に限らず、ペットが迷子になる可能性はいつでもあると思います。

急にパニックになったり、天災に合ったり。自分で気をつけていても些細な事で迷子になる可能性は常にあるのです。家庭で育てられたペットが、見知らぬ場所で生きていけるか心配です。

 

マイクロチップは100%身元がわかる頼もしい味方。埋め込みは、獣医さんとよく相談して納得の上でする事をおすすめします。

チェックポイントは以下3つ。

  • 埋め込み時の痛みは無いか
  • 身体に合っているか
  • よくお出かけする場所に読み込めるリーダーはあるのか

マイクロチップ埋め込みをしない場合は、ペットの迷子札があるだけでも違うと思います。私が愛用しているカプセル型は10年以上使っても劣化していません。

カプセルではなく、刻印タイプにしてアクセサリー感覚でつけるのも自然な感じ。旅先でも安心して一緒に過ごしたいですね。

 

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