軽キャンピングカー「インディ108」を購入して一ヵ月。全ての座席に座って長距離移動しました。あぁここが普通乗用車と違うな・・・と思う点が色々と出てきました。
それぞれ、座席の特徴や座り心地が違うのです。今回は運転席と助手席の使用感について。
運転席とリアシートは背中合わせ
まずは、インディ108の座席をご紹介。乗車定員4人で対面式ダイネットになっています。座席の配置は以下の通りです。
運転席、助手席、リアシートにシートベルトがあります。
キャンピングカーもシートベルト着用義務があるので、走行中はここに座ることになります。走行しながら料理したりフルフラットで寝たりしてはいけません。
ダイネット用マットは片手で簡単に取り外すことが出来ます。就寝時に並べたり、荷物が多いときには立てて収納したり。ここは駐車時に簡易的に使うシートです。
▼ダイネット用マットを立てると大きな収納スペースになる
ダイネット上にポップアップルーフもあります。就寝用として駐車時に使います。
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固定シートからリクライニング&スライドシートに換装済み
インディ108のベース車両はダイハツのハイゼットトラック。本来の運転席と助手席のシートはこんな感じです。
▼ダイハツのハイゼットトラックシート
photo by daihatsu
なんてシンプルなシートでしょう。ハイゼットは荷物を運ぶための軽トラックなので、サッと乗り降り出来る構造になっています。作業用としては効率が良いけれど、旅行やレジャー向きではありません。
このままこのシートを使うのだろうか・・・と気になっていたのですが、キャンピングカー仕様に換装済みでした。
換装シートはリクライニング&スライド!厚みしっかり
足元広々。リクライニング&スライド出来て快適です。インテリアに合わせたシート生地がまたお洒落!朝から夜まで乗っていても疲れませんでした。
ベース車両がトラックだから見晴らしは良いけれど・・・
ベース車両がトラックなことで視界が広く快適です。ところが、ちょっと慣れない点も。以下2つの点から、普通乗用車のようにリアガラスを目視出来ません。
- 運転席と背中合わせにリアシートあり
- リアガラスはそれほど大きくない、
▼運転席と背中合わせのリアシート
リアシートのヘッドレストは外せます。外すことで音や空気の流れは良くなりますが、運転席から後部座席への視界は狭いです。
バックカメラとミラーモニターはオプション
そこで、運転席と助手席の間にあるルームミラーに、バックモニターの映像が映し出されるよう架装オプションを付けました。
約10万円かかりますが、安全のために必須なオプションだと思います。これは標準装備であるべきだと思うのですが・・・。
バックカメラ関係のオプション費用
・バックカメラ 41,800円
・バックカメラ用ミラーモニター 40,000円
・バックカメラカバー 4,400円
(2018年6月現在)
▼安全優先。大きなルームミラーにして頂きました
リアシート側の会話が聞こえにくい
それから・・・シートの問題ではないのですが、補足として書いておきます。
走行時の雑音が大きくて、助手席側とリアシートの会話が成り立たない。お互いの超えが聞こえにくい。アクセルをブーンとふかして坂道を上っているときは特にそう感じます。
家族や仲間で旅行となると、運転されている方が会話に入れない事があるかもしれません。そんな場合は、座っていない側のリアシートのヘッドレストを1つ取り外してみてください。空気も循環するし、多少は聞き取りやすくなりますよ。
運転席と助手席の乗り心地は快適
上画像はヘッドレストを片側だけ取り外した様子。助手席側からの撮影です。
長時間乗るのならば、ダイネット側(リアシート)よりも運転席と助手席の座席の方が乗り心地が良いです。想像していたよりも快適で、車内の雰囲気にもマッチしていて嬉しい。
全てを叶えるキャンピングカーは存在しない
リアガラスを目視できない、ダイネット側の会話が聞こえにくいという点は、軽トラックをベースにしたキャブコンの欠点と言えます。インディ108に限ったことではありません。
これらを叶えようとするならば、他の車種でバンコン(ベース車両をそのまま使う)を選ぶのも手です。そうなるとインディのようにポップアップルーフや断熱材入りの外壁はありません。内装を架装していくので、車中泊をするならばフルフラットに出来る車種選び、バッテリーや収納・・・とまた別の課題が出てきます。
我が家はこの軽キャンピングカー、インディ108にして本当に良かった!と思っています。大人2人と小型犬のプチ旅行には快適です。
キャンピングカーは架装内容が色々あるので、何を目的にするかで大きく変わってきます。良い悪いではなく、ここだけは譲れない!というポイントをおさえてキャンピングカーを選ぶのが良いですね。
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