キャンピングカーは、愛犬と一緒に出掛けたいからという理由で購入される方も多いですね。中には車酔いするワンちゃんもいるようです。そこで今回は、我が家はこんな感じで治りましたよというお話です。
犬が車に酔う原因
犬は匂いや平衡感覚が人間よりも優れていますよね。車の中ではそれが過度な刺激になってしまうというのが車酔いの大きな原因と言われています。刺激と感じず、慣れてしまえば良いわけです。
車の中は独特の匂いがしますし、ブレーキやカーブの度に予期せぬ態勢を取らねばなりません。そして、子犬の頃は好奇心が旺盛で目に映るものがすべて新鮮。窓の外の動く人や自動車、電車、色々な刺激が重なり興奮状態になってしまいます。
人間の子供の頃と同じで、子犬の頃は嬉しい!楽しい!が過剰になってしまっただけで、食べたものをもどしてしまう時がありますから。
我が家はこうして車酔いを治しました
我が家は小型犬、トイプードルです。12歳になり体重3キロほど。子犬の頃はもっと軽いので、ちょっとしたブレーキでも身体が浮いてしまい、そのたびに目はキョロキョロ、息が荒くなっていました。
2~3時間に一度は外におろしてリフレッシュしていましたし、本人も元気に嬉しそうにしていても、急に背中を丸めてもどしてしまっていたのです。
犬用のドライブシート
そこでドライブシートを使ってみました。ところが、身体が小さいので市販のものでは落ち着かないようでした。自分の体が固定されないことは同じなうえに、飼い主には甘えられない悲しさでストレスに。
手を伸ばして撫でてあげても、悲しそうに鳴いてばかりです。ただ、ドライブシートの中にフリース素材の柔らかい布などを挟めて、ある程度固定してあげると効果あり。沢山遊んで疲れているときには酔わずに寝てくれましたよ。
我が家の犬は甘えん坊でやんちゃ。もうちょっと自立した性格のワンちゃんならば効果があるかもしれません。やんちゃな性格の場合は大きすぎないタイプが良いのではないでしょうか。
酔い止めシロップで数回予防したら克服
あるとき、ペットショップで酔い止めの薬を見つけました。以下のカーロップです。
カーロップ
◆成分◆
みかん抽出ヘスペリジン、カノコ草エキス、クチナシエキス、天然カフェイン、ビタミンB群
成分も優しいです。美味しいらしく、嫌がらずにぺろぺろと舐めてくれましたよ。おやつに少し濡らしてあげたこともあります。ちょっとベタベタします。ほんの数敵で良いのでとても与えやすかったです。
この酔い止めを飲ませておくと、全く酔うことなくドライブできました。その後、本人も慣れたようで、この酔い止めを使わずとも食べ物をもどすことはなくなりました。使っていた期間は半年程度。子犬のころだけです。
舐めさせるのが心配な場合、オーガニック系のもの、身体に優しくつけてあげるローションもありますよ。
バスの中は完全個室でおとなしい
車の中は自由に出来ますが、公共の交通機関はちょっと気を使いますよね。
窓側に座れたときには、上画像の態勢に。メッシュから鼻だけ出して景色をみるのが好きなようです。犬嫌いな方も同乗されているでしょうから、窓側以外ではこの穴は隠しています。
私の地域では、バスや電車はペット専用バックに入れないと乗れません。ペット専用バックは飛び出し防止のリードがついているので安心。この中でUターンして顔の向きを変えられます。ぴったりしていた方が固定されて良さそうですが、あんまり窮屈だとストレスなようです。
まとめ
▲夫と一緒にキャンピングカー内装を下見
車でも交通機関でも共通して思うのは、自分の匂いが身近にあること、すぐ横に飼い主を感じられることが安心に繋がるようです。
我が家の場合は最初から、車酔いしても車に乗ることは嫌がりませんでしたから、簡単に克服できたのではないかと思います。
車に乗ることが大好き!嬉しい!という感じならば、酔い止めを補助的に使うのも効果的だと思いますよ。
もし、車が嫌いになっていたら、車に乗ったら美味しいおやつがもらえる=大好きという具合に、関連づけで慣れていくのが良いと思います。車の中の匂いはリフレッシュしながら。
休憩しながら、のんびりと。
一緒に楽しく旅が出来たら良いですね。