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犬の心臓病セカンドオピニオンは、かかりつけ医と連携を取る「二次診療」で確実に

小型犬
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愛犬は心臓病持ちのシニア犬です。心臓の弁がきちんと閉じない、僧帽弁閉鎖不全症。実は、心臓の人工弁を付ける事が出来るそうで、一瞬手術を考えました。

何がいちばん幸せなのかを考えてセカンドオピニオンをする事に。かかりつけ医と連携を取り「二次診療施設」で専門的に診てもらうのも選択のひとつだと思います。

小型犬に多い!僧帽弁閉鎖不全症(心臓病)

セカンドオピニオン話の前に「僧帽弁閉鎖不全症」について少し触れておきます。

小型犬に多いとされている心臓の病気。心臓の弁が正しく閉じないため、心臓内で血液が逆流してしまう病気。肺水腫や血圧不安定など様々な体のトラブルが起きる可能性があります。

先生によると、少しずつ心臓が大きくなる傾向があるそうです。

我が家は肺水腫を1度経験してしまいました。放置していると命に関わるので、現在は強心剤と血液拡張剤の薬を投与中です。

お金で買える「心臓人工弁」

「僧帽弁閉鎖不全症」と分かり、愛犬の今後をかかりつけ医に相談しました。

先生のお話しによると、手術によって「人工弁」に付け替えれば、今まで通りの生活ができる。ただし100万円~150万円くらいかかるとのこと。

ペットに150万円なんてあり得ない!

・・・とお考えの方もいらっしゃると思いますが、人間も犬もおなじひとつの命。その選択もあって良いのではないかと思います。

 

とはいえ、我が家にそんな大金ありません。ペット保険を使っても無理な額です。心臓の負担を少なくする薬で、うまく付き合っていくしかないのです。

裕福な家の犬だったら愛犬は幸せだったんだろうかと思うと、ごめんねという気持ちでいっぱいになり、ただ撫でてあげる事しか出来ません。

 

でもちょっと冷静になり、手術費用があると仮定して考えてみました。その手術をして本当に幸せでしょうか。

寿命の長さよりも大事なこと

手術が成功したとして、今まで通り復活するか?が気になるところですね。以下のようなリスクがあるというお話を伺いました。

  • 薬を飲み続ける
  • 特に高齢犬の場合、他の負担が出てくる可能性がある
  • 大幅な寿命年数アップとはいかない

手術をする・しないの選択は、その犬の状態や緊急性にもよるとの事。手術をすることで苦痛を取り除けるのならば選択を考えますが、愛犬の場合は何の自覚症状も無い状態です。

この病気は愛犬が背負った運命みたいなモノ。

 

本人が「楽しかった・幸せだった・嬉しかった」と思える人生なら無理に人工物を体に入れなくても良いんじゃないか。

寿命の長さよりも、どう過ごしたかを大事にしたい。苦痛を感じずに楽しく過ごして欲しい。手術はやめよう!(ま。もともと金銭的に無理ですけど)。

愛犬が安心して過ごせるように、ドーンと構えようと考えなおしました。

セカンドオピニオンを考える

手術をしない選択をしても、人と同じように、犬もセカンドオピニオンが大事な場合があります。

薬の種類や量などが、その犬に合っているかどうかの見極めが大事だからです。合わない薬を投与したまま年数が経ってしまうと、取り返しのつかない場合があります。

医者によって色々な見方や見落としがあるからです。

 

かかりつけ医師との信頼関係を大事に

今回は、「私が望むならセカンドオピニオンしても良いですよ」と、先生の方から提案してくださいました。納得した上で進めていくのが良いだろうと。

世の中には、セカンドオピニオンを受けたいと言うと「俺の腕を信じられないのか!」とプライドが許さずに憤慨して、関係が悪くなるような医師も居ます。先生の方から提案してくださった事で、ますます信頼してしまいました。色々な経緯があってセカンドオピニオンを受ける病院を決めました。



二次診療施設で専門的に診てもらう

新しく別の動物病院で診てもらうのではなく、かかりつけ医との連携を取って詳しく診ていくという「二次診療施設」で診療という形にしました。

犬と猫の心臓病、腎臓病、呼吸器病の専門診療をしている病院です。
私たちが何かを患って、いつものクリニックなどに行ったとき「○○大学病院で診てもらってください」と専門分野のお医者さんを紹介してもらうのと同じです。

見逃しのない一次診療と専門分野の二次診療との相互連携を取ることで、小さな異変や兆候も見逃さず、安心を得ることが出来ます。

▼今回こちらにお世話になりました。

JASMINE どうぶつ循環器病センター

 

農林水産省獣医師臨床研修指定施設です。「かかりつけ医と連携」という部分がいいなと思ったんですよね。

診察してかかりつけ医と同じ意見なら、通い慣れた病院で安心して治療を進める事が出来ます。ここでケチって不安なまま薬を投与するより納得出来ます。

犬や猫が、心臓病、腎臓病、呼吸器病を患っている方にとって、かなり注目度が高い施設だと後で知りました。実際どうだったのか後日レビュー出来たらいいなと思います。

最後に

人と同じように、動物も医師との信頼関係はとても大事に思います。

少しでも疑問点がある場合はきちんと相談して、不安材料を少しでも減らすことで、より安心して治療できるんじゃないでしょうか。

病状によっては、お世話になっているかかりつけ医を信頼していても、他の医師の意見を聞きたい時があると思います。

そんなときは、専門分野の二次診療との相互連携を取ることで、小さな異変や兆候も見逃さず、より安心を得ることが出来ます。セカンドオピニオンを考えていらっしゃる方は早めに検討される事をおすすめします。

 

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