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車中泊できる場所は高速SAや道の駅だけじゃない!RVパークを利用してみよう

旅の記録
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車中泊スポットとして人気なのが「道の駅」や「高速SA」ですね。どちらも車中泊スポットとして公に認められていない場所です。

となると「車中泊します!」と堂々と胸をはれない。何となく後ろめたく「あ、ちょっと長めの休憩を・・・」と、心の中で言い訳をしてしまう。

「私はここで泊まります!朝まで過ごします!」と堂々と言える場所は無いのでしょうか?

あります。それが「RVパーク」です。

RVパークは胸を張って「車中泊宣言」が出来る場所

photo by くるま旅

RVパークとは、日本RV協会(JRVA)が提供する車中泊システム。駐車場での車中泊を公認された場所です。

RVパークとは
RVパークは、トイレ・電源設備なども完備された車中泊公認の駐車場で、「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーオーナー様をはじめとする車中泊ファンの皆様に提供する車中泊システムです。一般の方もご利用いただけます。
引用:くるま旅

 

よく、キャンピングカーに「くるま旅」というステッカーが貼ってあるのを見かけませんか。

▼これです(くるま旅会員ステッカー)

会員は色々な特典があるのですが、会員でなくても使えるのが「RVパーク」

RVパークを利用するときは、会員かどうかを聞かれる事もなく、電話1本でOK。場所が空いていて、チェックイン可能な時間帯ならば当日でも飛び込みOKです。

道の駅やSAで、休憩する方と一緒に過ごすのは気忙しい、肩身が狭いと感じている方にぜひ使って欲しい場所。一般車も利用可能です。

全国に140件以上!どんな場所にあるの?

RVパーク・南房総白浜

温泉施設やホテル、道の駅の駐車場、キャンプ場の一角、静かな畑の横、RVパークとして新たに作られた場所、森の中など色々あります。

 

▼詳細はこちらへ

RVパークパートナー一覧|くるま旅公式WEBサイト
キャンピングカーオーナー様や車中泊ファンの皆様に、『快適に安心して車中泊が出来る場所』RVパークパートナー一覧

ここがちょっと不便

  • 全国に146か所(2020年1月現在)
  • 全ての施設がトイレに近いわけではない
  • 繁忙期は予約が必要な場所もある
  • チェックイン・アウトの時間がある

2020年1月28日時点の提携施設数は全国に146件。車中泊公認の場所として、もうちょっと増えて欲しいですね。将来的には1000カ所程度にしたいとの事なので、今後期待したいところです。

そして、利用する駐車場の温泉施設やホテルがクローズすると、トイレはちょっと離れた施設を利用するという場所もあります。

とはいえ、場所によっては炊事場や温水シャワー、薪ストーブもあるゲストハウスが付いていたりします。私が利用したRVパークはなんと、焚火やテント張りもOKでした。場所によって、条件がバラバラなので、申し込みするときに必ずチェックしましょう。

 

それから「入退場制限が緩やかで予約が必須ではない事」がRV協会推奨項目ですが、人気がある場所は早めに問い合わせた方が良いです。

時間に縛りはあるものの、一週間くらい滞在する事も可能です。

実際に利用して思うこと

利用して良かった!と思う一番の喜びは、堂々と車中泊が出来ること。利用中は、車のポップアップルーフテントも立ち上げて良い。快適さが違います。

それぞれの場所によって特徴が違うので、ここが良いよ!と伝えるのが難しいのですが、大抵は温泉施設が近い、観光スポットの近くにある等、RVパークを拠点にしながら旅をする事が出来る。

道の駅めぐりとはまた違ったルートを走れます。

ルールを守って利用する

堂々と宿泊できる!とはいえ、ルールはあります。

公式サイトから抜粋すると

  • 車外での調理禁止
  • 直火・たき火・バーベキュー禁止
  • 駐車中はエンジンを停止(アイドリング禁止)
  • 発電機の使用及び騒音等、周辺(宿泊客)に迷惑のかかる行為は禁止
  • ゴミ・吸い殻などのポイ捨て、不要物の置き去り禁止
  • 排水はその施設のルールに従う

となっていますが、実は直火OKな場所もあります。

道の駅と大きく違う点は「スペース内ならば車外でイスとテーブルを持ち出すことが可能」な事。だってそこで「車中泊」するのですから。のんびり寛いで良い。「仮眠」ではないのです。

 

あれ!?じゃぁ、道の駅や高速SAで車中泊するのと、あんまり変わらないのでは?と思う方もいらしゃるかもしれない。

違いを見ていきましょう。

なぜ道の駅や高速SAで堂々と車中泊してはいけないのか

道の駅、高速SA、どちらも国土交通省管轄の公的施設です。税金によって設置されている施設。「休憩施設」であり「宿泊所」ではないのです。「仮眠」できる場所という位置づけになっています。

以下は国土交通省・道の相談室より

質問:「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?
回答:「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。

引用:国土交通省

道の駅は無料の宿泊施設ではない

「仮眠」と「車中泊」の違いは何でしょうね。

この違いを明確にすべきと思うのは「道の駅」。道の駅=無料で泊まれると勘違いしている方が多いので、マナーの悪さが目立つように思います。

「仮眠」するのに、駐車場にテーブルを出してお肉を焼いたり、洗濯物を干したり、テーブルを出して食事したりはしませんよね。ちょっと考えてみたら、これすごく恥ずかしい事なんです。

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例えば、同じ国土交通省管轄の「高速SA」の駐車場で、そんな事する人は居ません。

騒がしい車や人はいますが、鉄板を出してお肉を焼いてたらギョッとするでしょう。それと同じような感覚です。

道の駅は施設がクローズしても人気

とはいえ・・・私も道の駅で車中泊をさせてもらっている身。少々後ろめたさを感じつつ、静かにそっと車中泊し、早朝にポップアップルーフの窓から外をのぞくと・・・

キャンピングカーだらけ!車中泊仕様のバンコンだらけ!

道の駅、大人気です。

車中泊するならマナーを守ろう

そう。駐車場が広い=車の数が多いんですよね。そうなると、以下の理由であまり眠れない事が多いです。お肉を焼かないにしても、これはちょっと困る。

  • 夜中に車のドアをバン!バン!と音を立てて閉める
  • 静かな夜に普通の声のトーンで話す
  • 荷物整理のガチャガチャ音がする
  • エンジン音が夜通しする(エアコン)

というわけで、マナーを守るには、これらの逆な事をすれば良い。隣で寝ている(かもしれない)人を起こさないようにする。

では、私が眠れなかった行為の逆を書き出してみます。

  • 夜中は車のドアは静かにそっと閉める
  • 静かな夜は声が響く。小さなトーンで話す
  • 荷物整理は明るいうちに。音をたてずに整理
  • 夜中はエンジンを切る(エアコンをしない工夫をする)

とにかく、まずは音!ですね。

もっと細かく言うと、洗面所の使い方、ゴミは持ち帰るとか色々ありますが。車中泊するのならば、周りに迷惑をかけないようにマナーを守らなければなりません。

公共施設と同じように、利用する人が気持ちよく使える場所であるべきです。

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エンジンをかけっ放し(アイドリング)にしない工夫をしよう

音の問題の中に、アイドリングがあります。

冷房をかけたくて、エンジンをかけっ放しにしたい気持ちも分かります。でも、工夫次第で涼しくする事も出来ますよ。

 

スポンジとボックス扇風機を使ったベンチレーターは、材料費も手間もさほどかからないのでおすすめ。

スポンジをカットしてボックス扇風機をはめただけです。扇風機は単独でも使えるので、ベンチレーターとして使っていない時でも活躍します。

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まとめ:施設のマナーを守って気持ち良く車中泊

今回はRVパークの紹介、道の駅・高速SAについての記事でした。

RVパークは日本RV協会(JRVA)が提供する車中泊システムです。くるま旅会員でなくても、堂々と車中泊が出来ます。一般車もOK。ほとんどが2000円~3000円で利用可能で、予約せずとも電話で確認が出来ます。

道の駅、高速SAは国土交通省管轄の公的な場所。仮眠はOKとなっていますが、車中泊は推奨していません。お隣に停まった車が、気持ちよく休憩できる車中泊にしましょう。

 

普段車中泊をされているのならば、RVパークを一度ぜひ利用してみてください。目の前が温泉、美味しい食事が味わえるお店がすぐ近くにあったり、囲炉裏付きの部屋、炊事場付き・・・なんてところもあります。

会員になると

  • ぐるめパーク:レストランなどのお食事処で、その土地ならではの美酒美食を楽しんだ後に、そこの駐車場で車中泊できるシステム
  • 湯YOUパーク:温泉を楽しみながら、施設の駐車場に停めた車で、駐車泊を楽しむシステム

もあります。車の旅がより一層楽しくなりますよ!

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